髻中宝珠の八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
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 「髻中宝珠の譬え(頂珠の譬え)」(安楽行品第十四) 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge 創価仏壇
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「大国を率いる政治家の責任」自分に正直に、自分らしくあるように・・・  正平調 八葉蓮華
 「ヒロシマ」や「古寺巡礼」で知られる写真家の土門拳さんは「鬼」と呼ばれた。納得できるまで、シャッターを切り続けたからだ。詩人の高村光太郎は「土門拳のレンズは人や物を底まであばく」と語った

 あまりの粘っこさに怒ってか、画家の梅原龍三郎はいすを投げたという。そんな数々の逸話と名作を残した写真家には、含蓄のある名言もまた多い。例えば「年はうしろ姿に一番出る。悲しみも-。」(粟津則雄「日本人のことば」集英社)

 たくさんの肖像写真を撮りながら、土門さんは背中に目をとめた。想像するに、顔は多少の演技ができる。しかし無防備な背中は、ごまかせない。年齢がそのまま、さらには心模様までがくっきり表れるということだろう

 クリントン米国務長官が離日した。分刻みの日程なのに、疲れをうかがわせなかったのが印象深い。失礼ながら、どこにも年齢を感じさせない後ろ姿に、土門さんの言をふと思い出した。これが大国を率いる政治家の責任の重さかもしれない

 東京大学のキャンパスでは、学生との対話集会をこなした。「どうしたらあなたのように強くなれますか」と学生に問われて、こう答えた。「自分に正直に、自分らしくあるように」。笑みをたたえてこう語る背筋もやはり、きれいに伸びていた

 今年が生誕百年の土門さんの至言をもう一つ。「いい写真というものは、写したのではなく、写ったのである」。ありのままの表情が浮かぶのをじっと待つ。そのカメラの前で、顔や背を見せられる政治家が日本にいるか。さて、泉下の巨匠はなんと答える。

正平調 神戸新聞 2009年2月19日

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by hachiyorenge | 2009-02-19 23:57 | 正平調