髻中宝珠の八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
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 「髻中宝珠の譬え(頂珠の譬え)」(安楽行品第十四) 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge 創価仏壇
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私たち一人一人も「幸せか」多くの人が追い詰められている・・・ 日報抄 八葉蓮華
 ことし三十歳で芥川賞を受賞した津村記久子さんは、新卒で入った印刷会社で上司に理不尽な仕打ちを受けたという。「十二月の窓辺」と題した小説には当時の体験が色濃く投影されているようだ

 「どうやって責任取んの!」「給料分働いたの?」「やめればいいのに」。仕事にミスが見つかり、主人公の女性会社員は係長から矢継ぎ早にののしられる。そして自分で自分を責める。でも、本当の原因は同僚の不手際だった

 ひどいなあと思う。半面、組織に潜む、いら立ちや焦りのようなものが係長を通して伝わる。津村さんは二〇〇〇年に大学を卒業した就職氷河期世代だ。当時は成果主義がもてはやされていた。〇一年には小泉内閣が成立し、「自己責任」が流行語のようになった

 競争に負けられない。だから、保身に一生懸命になる。主人公は周りを思いやるゆとりを失った時代の犠牲者にも見える。「改革」の最大の負の遺産はそんな風潮ではないか。社員を簡単に切り捨てる大企業の姿を見るにつけ、心配が膨らむ

 パナソニック(旧松下電器)創業者の松下幸之助は命の火が消えかかっている時にも、部下に「従業員は幸せか」と尋ねた。ノンフィクション作家佐野真一さんの「ドキュメント昭和が終わった日」(文芸春秋四月号)にこんな証言がある

 もちろん経営者には幸之助を見倣ってほしい。同時に私たち一人一人も「幸せか」と周囲に目を凝らしたい。不況で多くの人が追い詰められている。見て見ぬふりをしていては犠牲者を増やすばかりだ。

日報抄 新潟日報 2009年3月24日
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by hachiyorenge | 2009-03-24 23:56 | 日報抄