髻中宝珠の八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
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悪夢の日から「区切りにはならない」人を裁くことの難しさや重さ・・・ 凡語 八葉蓮華
 和歌山市の毒物カレー事件で犠牲になった鳥居幸さんが通っていた高校の図書室に「みゆき文庫」がある。読書好きだった娘のために母の百合江さんが毎年、本を寄贈している

 最初は八十七冊だったが、今では五百冊を超える。幸さんは事件当日の放課後も文庫本を借りたが、友人との雑談が盛り上がり、置き忘れて帰宅した。その本は大切に学校に残されている

 あの悪夢の日から十一年近くたつ。地域の夏祭りでふるまわれたカレーに毒物が入っていると誰が想像しただろう。四人が絶命し、六十三人がヒ素中毒に侵された。今も後遺症に苦しむ人がいる

 一、二審に続いて最高裁も林真須美被告に極刑を言い渡した。だが、遺族らが知りたかった犯行動機は、またも明らかにならなかった。百合江さんは「動機もなくて、なんで娘が死ぬのか」と声を震わせ、別の遺族も「区切りにはならない」と複雑な心境を話した

 自白も直接証拠もない中で最高裁は状況証拠の積み重ねで死刑と断じた。わたしたちが裁判員に選ばれ同じような裁判に向き合ったとき、どのように判断したらよいのか。人を裁くことの難しさや重さを考えさせられる判決でもあった

 犠牲者の一人で小学生だった林大貴君が通った学校に両親が事件後、タイサンボクの木を植えた。五メートルほどの高さになった。この木のように、わが子が成長するのをどれだけ願っていたことだろう。

凡語 京都新聞 2009年4月22

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by hachiyorenge | 2009-04-25 23:56 | 凡語