髻中宝珠の八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
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 「髻中宝珠の譬え(頂珠の譬え)」(安楽行品第十四) 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge 創価仏壇
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地道な市民活動の輝き「蛍火」多くの人々の手でよみがえった・・・ 大自在 八葉蓮華
 乱舞するホタルを見たのはいつごろのことだったか。自宅近くの水田や小川の上をいくつもの光の筋が交差しては消え、そしてまた交差した。幼き日の遠い夏の夜の記憶は、たどればもう半世紀も前になる

 先週末、知り合いに誘われ、三島市内のせせらぎで、あの光の筋に出合った。こんなに早い時季に見たのは初めてだ。環境浄化のために植えたクレソンやスゲの葉の間から1つ2つ、ぼうっと光り、明滅を繰り返す

 知り合いが、手にしたホタルをそっと手のひらに乗せてくれた。両の手のひらの底で、ゲンジボタルの腹部は手の筋が見えるほど明るく光った後、真下の靴の上に落ち、靴ひもを闇に浮かび上がらせた。やがて光跡を残し、再びせせらぎに戻っていった

 乱舞が見られるのはしばらく先になりそうだが、清少納言の「枕草子」にもある。「また、ただ1つ2つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし」と。多くの人々の手でよみがえった源兵衛川や蓮沼川(宮さんの川)で味わった、初夏の夜の“絶品”のひとときだった

 わき水が豊富だった昭和30年代の源兵衛川の写真を見る。白黒で川底はよく見えないが、透き通っていたのだろう。女性が洗濯をしている。一方、同じ源兵衛川で、ごみや生活排水などで汚れきった場所と、再生された今を撮ったカラー2枚を見る。市民の力がいかに重要か、物言わぬ写真の迫力だ

 幼虫のとき水中で暮らし、さなぎになるため陸に上がるゲンジボタルは川だけでなく、周囲の環境全体が良好でなければ光を放つことはない。水の浄化、清掃、植栽、幼虫の飼育・放流…人の心をとらえて放さない、あの「蛍火」は地道な市民活動の輝きでもあろう。

大自在 静岡新聞 2009年5月19日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2009-05-19 23:56 | 大自在