髻中宝珠の八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
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 「髻中宝珠の譬え(頂珠の譬え)」(安楽行品第十四) 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge 創価仏壇
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「がんと闘った科学者の記録」客観的にながめる研究者の“目”がある・・・ 大自在 八葉蓮華
 「棺[かん]を蓋[おお]いて事定まる」というが、富士市出身の物理学者、戸塚洋二さん=元高エネルギー加速器研究機構長=も、むしろ亡くなった後になって一般の人にも「国内でノーベル賞に最も近い(ところにいた)研究者」の声価が広まった。誇らしく、返す返すも惜しい

 5月末に刊行された闘病記「がんと闘った科学者の記録」(文芸春秋)を読むと根っからの科学者だったんだとつくづく感じる。自らにまとわりついたがんの進行を、まるで植物でも観察するように冷静に客観的にながめる研究者の“目”がある

 現代医学をしてもがんのことはまだよく分からない。だから戸塚さんは本の中でできれば科学的な意識を持った患者の記した病歴、治療効果、抗がん剤の副作用など体験談を広く集めてデータベースをつくるよう提案

 がんの再発、転移、再々発する困難な病状にあって、いかにも生真面目で沈着な戸塚さんらしい。淡々とつづられているからこそ、まだまだ素粒子の研究を続けなければならないのに道半ばで断念せざるを得ない悔しさが伝わってきて胸を塞がれる

 文中の記録と照らし合わせると2005年の本紙新春座談会に出席いただいたのは、3年半ぶりに左肺に転移再発したのを取り除いた後、やがて右肺に再々発するまでの間に当たる。そんな事情をおくびにも出さず、人づくりやものづくりの大切さを縦横に話したのが印象深い

 いざ余命を限られてみると生まれ育った古里に愛着が募る。なのに体力不足から出向けない無念さが行間ににじむ。ブログに花の長いコチョウランを自宅で当分楽しめそうと書いたのを最後に急きょ入院、亡くなって10日でちょうど1年になる。

大自在 静岡新聞 2009年7月4日
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by hachiyorenge | 2009-07-04 23:56 | 大自在