髻中宝珠の八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
lotussutra.exblog.jp
 「髻中宝珠の譬え(頂珠の譬え)」(安楽行品第十四) 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge 創価仏壇
カテゴリ
全体
八葉蓮華
大自在
日報抄
凡語
正平調
滴一滴
卓上四季
河北春秋
筆洗/中日春秋
天風録
春秋
未分類
最新の記事
以前の記事
メモ帳
その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
記憶を語り継ぐ季節「記された想い-手紙と日記にみる戦中・戦後」・・・ 正平調 八葉蓮華
 なぜか、1枚の写真の前で立ち止まってしまった。写っているのは夫婦と2人の幼い男の子。スーツ姿の父親だけが少し緊張した表情をしている

 国の施設で日本遺族会が運営する昭和館(東京・九段下)が開館10周年を記念し企画展「記された想(おも)い-手紙と日記にみる戦中・戦後」を開いている。会場で見たのは、倉庫会社に勤務し、現在の神戸市東灘区に住んでいた山田春之介さん一家の写真だった

 1944(昭和19)年、山田さんは35歳で召集され、中国へと送られる。第3子の長女が生まれたばかりだった。各地を転戦しながらも家族に手紙を送り続けた。検閲に備え、お金が要る際は「剃刀(かみそり)の刃を送れ」と書くなど、夫婦間の暗号も決めていた

 「お便りありがとう。字がとても上手になりましたね。これからもっと沢山(たくさん)書いて送って下さい」「大変上手な立派な手紙で(中略)毎日あの手紙を出しては眺めていろいろと想像しています」。異国の空の下で子を思う父の手紙はやがて途絶える

 子煩悩(こぼんのう)な会社員だった山田さんは召集令状を受けて兵士となり、家族と離ればなれになった。そして再会を果たせぬまま、終戦後の45年11月、栄養失調のため中国で亡くなった。写真の中の山田さんはやがて訪れる運命を知っていたのだろうか

 帰り際、にぎやかな声に振り返ると、多くの小学生が母親らと入館するところだった。夏は記憶を語り継ぐ季節でもある。

正平調 神戸新聞 2009年8月1日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
[PR]
by hachiyorenge | 2009-08-01 23:56 | 正平調