髻中宝珠の八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
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 「髻中宝珠の譬え(頂珠の譬え)」(安楽行品第十四) 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge 創価仏壇
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「ただ泳ぐだけなら魚の方が速い」敗戦直後の日本を勇気づけてくれた・・・ 日報抄 八葉蓮華
 「6センチの欠損」は、100分の1秒を競うスイマーにとって、どれほど大きなハンディか。自分の手を見て思う。33回も世界記録を塗り替えた古橋広之進さんが、世界選手権が行われていたローマで亡くなった

 国際水連副理事長の突然の悲報に、選手と観客はプールを囲んで黙とうをささげた。「フジヤマのトビウオ」と呼ばれた彼ほど、「敗戦直後の日本」を勇気づけてくれた人はいまい。戦前は「豆魚雷」と異名を持つ少年選手だった

 ところが、高射砲の弾丸を製造する勤労奉仕で、左中指を歯車にはさみ、第一関節より先約6センチを失う。水泳選手には致命傷である。だが戦後、焼夷(しょうい)弾で穴の開いたプールを直し、再び泳ぎ始める

 抜群のスタミナで頭角を現し、1948年のロンドン五輪を迎えるが、戦争責任を問われた日本の出場は認められない。あえて国内大会を五輪に合わせて開き、400メートル、1500メートル自由形ともに金メダル選手の記録を大幅に上回る世界記録を出したが、公認されなかった

 次の五輪はアメーバ赤痢の後遺症で8位に終わる。ラジオ実況は「日本の皆さま、古橋を責めないでください」-。「前畑ガンバレ」にも匹敵する歴史的アナウンスだ

 「水着じゃないんだよ。おれたちのころは、ふんどしで泳いでいた」。高速水着をめぐる国際騒動や、日本選手の茶髪やピアスに顔をしかめていた。座右の銘は「ただ泳ぐだけなら魚の方が速い」。時局や体の障害というハンディを努力、努力で克服し、人間の限界に迫った。そんな人だけが抱ける感慨だろう。

日報抄 新潟日報 2009年8月4日
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by hachiyorenge | 2009-08-04 23:56 | 日報抄