髻中宝珠の八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
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 「髻中宝珠の譬え(頂珠の譬え)」(安楽行品第十四) 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge 創価仏壇
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「誰も責任をとらない」無責任な集団主義がこの社会に巣くっている・・・ 凡語 八葉蓮華
 芥川龍之介の小説「蜘蛛(くも)の糸」。「まさにあれと同じ」体験を、考古学者の大塚初重さんは持つ。乗り込んだ海軍徴用船に敵の魚雷が命中、「もう駄目だ」と思ったとき、眼前にぶら下がるワイヤロープに気づいた

 つかまった。が、ずり落ちそうになる。足に誰かがすがりついていた。何人だったか、思わずけり落とした。燃える船底に。「そう私は人をコロしたんです」。「昭和二十年夏、僕は兵士だった」(角川書店)に生々しい

 皇国史観の反動で大塚さんは実証的な考古学にのめり込む。幾多のシを伴った日々は終戦を境に、命をかみしめる日々へと変わった。半面、終戦によって壮絶な運命へと追いやられた人々がいる

 公開中のドキュメンタリー映画「嗚呼(ああ) 満蒙開拓団」に詳しい。日本は中国東北部の満州国に大量の移民を送り込んだ。しかし、「お国のため」に渡った人々は敗戦後、遺棄同然の扱いをされる

 男性は軍に召集され、お年寄りと女性、子どもばかり。泣きやまぬわが子を手にかけた母親は数知れず、集団自決で命を散らした。その光景を証言した女性がこう問いかける。「薬害の話もそう、誰も責任をとらない」

 今もなお、無責任な集団主義がこの社会に巣くっている。消しがたい記憶をつっかい棒のようにして、社会と向き合ってきたであろう人の言葉は重い。今年もじっくりと聞きたい。また「8月15日」が巡ってきた。

凡語 京都新聞 2009年8月15日
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by hachiyorenge | 2009-08-15 23:56 | 凡語