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髻中宝珠の八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
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 「髻中宝珠の譬え(頂珠の譬え)」(安楽行品第十四) 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge 創価仏壇

by hachiyorenge
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世界の壁に挑んで「あと一歩で世界と対等に戦える」やり投げ初のメダル・・・ 大自在 八葉蓮華
 陸上競技のやり投げは古代オリンピックの時代から参加種目になっている。世界大百科事典(平凡社)によれば、第18回(前708年)から円盤投げなどとともに5種競技の1つに加えられた。握ったやりを、全身の筋肉を総動員して遠くに運ぶ。力強い動きは、どこか古代の戦士たちの姿とも重なる

 やり投げはこれまで体格に勝る欧米の選手が上位を占めてきた。日本選手も五輪や世界選手権で、世界の壁に挑んできたが、今一歩のところで、はね返されてきた。その厚い壁を村上幸史選手(29)=スズキ=がついに崩した

 ベルリンの世界陸上・男子やり投げで3位に入り、日本に五輪、世界選手権を通じて、初のメダルをもたらした。快挙を心から祝いたい。ベルリンでは銅メダルが決まった後、人目につかない所で泣いていたそうだ

 日本選手権10連覇の強者も世界では決勝進出の壁を1度も破れなかっただけに、過去の苦しかった日々が脳裏に浮かんだのかもしれない。高校時代から指導を続ける恩師も北京五輪を機に引退すると思っていたという

 しかし本人の視線の先には世界の舞台が見えていた。「あと一歩で世界と対等に戦える」と。現役続行の裏には日本のやり投げが世界に通用することを何としても示したいとの熱い思いがあったのだろう。予選で自己新を出し、決勝は2投目、こん身の一投で銅メダルをものにした

 かつて左すねを大けがした際も、あきらめず「日本で満足していては駄目」と自らに言い聞かせていた。満ち足りたと思った瞬間から衰退が始まるのは、どの世界も同じかもしれない。投てき界の宝は、銅メダルにも「満足」することなく、ロンドンを目標に走り出す。

大自在 静岡新聞 2009年8月25日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
by hachiyorenge | 2009-08-25 23:59 | 大自在