髻中宝珠の八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
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 「髻中宝珠の譬え(頂珠の譬え)」(安楽行品第十四) 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge 創価仏壇
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全国行脚、揮毫の旅、若山牧水の遺品を集めた特別企画展・・・ 大自在 八葉蓮華
 確かに自ら認めるように「やっかいなる人間」に違いない。ひとの世話になるのに酒は毎日1升、毎朝、大きな徳利で自分の側にもらい、一日のうちに適宜配分していただく。つまみに「香の物かトマト」を所望し、トマトのところは丁寧に「生のまま塩にてたべます」と注釈付き

 二・二六事件に連座した元予備役少将で歌人の齋藤瀏[りゅう]が回想録の中で、大正の末、北海道で第7師団参謀長を務めている時、歌会に迎えた当代一流の歌人若山牧水の気ままな生態を活写している(「昭和維新の朝」工藤美代子著)

 歌壇の頂点にあっても歌誌を出せば膨大な借金が残る。地方へ揮毫[きごう]の旅に出てはせっせと穴埋めをしたのだが、齋藤のように全国各地でたくさんの熱心なファンが歌会や講演会をセットし、事前に色紙、短冊、半切[はんせつ]の予約を集めて支えた

 大正9年(1920年)、現在の沼津市上香貫に転居してきた牧水の遺品を集めた特別企画展が12月20日まで千本松原の牧水記念館で開かれている。記念館の所蔵する直筆掛け軸など300点が展示されている

 展示から揮毫の旅をたどると、大正13年から亡くなる前年の昭和2年まで3年間に、齋藤らに頼った北海道から九州までほぼ全国にわたる。千本に建てた新居と、乾坤一擲[けんこんいってき]、沼津から全国に発刊した歌誌「詩歌時代」の金策に懸命だったことがよく分かる

 でもこの無理な全国行脚が結局、才能の命を縮めた。西行、芭蕉にならって旅を愛した漂泊の歌人にとり本当は意に染まない揮毫旅行だったのだろう。せめて茶わん酒で気を紛らわすか。そういう目で代表作〈白鳥は哀しからずや―〉〈幾山河―〉を読み返すと寂寥[りょう]感、孤絶感が一段と募る。

大自在 静岡新聞 2009年11月30日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2009-11-30 23:56 | 大自在