髻中宝珠の八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
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 「髻中宝珠の譬え(頂珠の譬え)」(安楽行品第十四) 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge 創価仏壇
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晴れの門出、新成人、生まれてみたらいつの間にか、平成に変わっていた・・・ 大自在 八葉蓮華
 二十歳[はたち]のトップランナーは間違いなくこの人だろう。東洋大2年、柏原竜二さん。正月の箱根駅伝往路5区、通称「山上り」で、天下の険をすいすいと走り抜け、同大2連覇に貢献。全国の新成人127万人の先頭で元気なところを見せてくれた

 前年からの主役、高い注目度がいやだったという。でも「うまくいかなきゃ、すみませんというしかない。そう思ったら気が楽になった」。いかにも若い人らしい割り切りのよさ。途中、監督からゆっくり走れと声を掛けられるとむしろペースを上げた。向かい風にこそ前傾姿勢を強める負けん気の強さがいい

 なにしろこの世代は昭和のつもりで生まれてみたらいつの間にか、平成に変わっていた。周りの大人たちが永遠と疑わなかった繁栄のバブルもみるみるうちに弾けた。堅牢[ろう]を誇ったベルリンの壁もあっけなく崩れた。だからちっとやそっとでは驚かない

 でも、いざ社会へ、晴れの門出を無情に閉ざす就職氷河は正直、ちょっとつらい。働きたいのに勤め先を得られない完全失業者が350万人を超す。先輩が職場に踏み止まるのが精いっぱいなのだから若い人にまではとても回ってこない

 ここは柏原さんの力走にならいたい。箱根駅伝を舞台に無名の弱小陸上部がついにシード権を獲得する大健闘を描いた小説「風が強く吹いている」(三浦しをん著、新潮文庫)がある。4区の走者が顔をしかめ上り坂を駆け上がりながらコーチのことばをかみしめる一節が印象深い

 「俺たちが行きたいのは、箱根じゃない。走ることによってだけたどりつける、どこかもっと遠く、深く、美しい場所」。この苦しい1キロを辛抱すればだれにもたどりつけるゴールがある。

大自在 静岡新聞 2010年1月11日
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by hachiyorenge | 2010-01-11 23:56 | 大自在