「髻中宝珠の譬え(頂珠の譬え)」(安楽行品第十四) 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge 創価仏壇
カテゴリ
最新の記事
以前の記事
2011年 01月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 メモ帳
八葉蓮華 創価学会リンク集 化城宝処 三車火宅 三草二木 長者窮子 衣裏珠 良医病子 髻中宝珠 八葉蓮華アンテナ 八葉蓮華ブックマーク 環境 Sustainable Development 国際相互理解 Interfaith 平和 Peace and Disarmament 教育 Education 文化 Culture 人道援助 Humanitarian Activities 人権 Human Rights 創価学会仏壇blog 創価学会仏壇shop 埼玉県創価学会仏壇 東京都創価学会仏壇 「髻中宝珠の譬え(頂珠の譬え)」(安楽行品第十四) 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge 創価学会仏壇 RSS その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
何も求めず散歩に出かけるとその瞬間から時間はゆっくりと流れ始める・・・ 正平調 八葉蓮華
2010年 05月 17日
散歩の情景を淡々と描く漫画があった。20年も前の連載を集めた谷口ジローさんの作品集「歩くひとPLUS」(光文社)が発行され、懐かしくて手に取った
静謐(せいひつ)な物語の世界が立ち現れる。会社勤めらしい主人公は妻と犬と暮らす。折々に街や川べりを歩く。光と影、風と水を巧みに表し、道に映る木の影が美しい。大事件は起こらない。頭にサッカーボールが当たり眼鏡を踏み割ったり、酔っぱらって侵入したマンションの屋上で夜明けを迎えたり(これも散歩なのだ) 各回8ページほどの全18話を続けて読むと、作者のもくろみが明らかになる。せりふを極力使わない。表情や背景の描写で、状況や感情を伝えようとする 見知らぬ年配の男と歩く速さを、ついつい競ってしまう第9話は、せりふがなくなりスタスタといった擬音だけになる。炎天下、よしずを家に運ぶ第16話に至っては擬音さえ消える。でも、せみ時雨はやかましく、家に着いてビールを飲むと、のどが鳴る。はっきり聞こえる 何も求めず散歩に出かけるとその瞬間から時間はゆっくりと流れ始める‐。作者は、あとがきにそう書いた。静かだから葉ずれが聞こえ、雲の流れに目を向ける。無駄を省き、豊かさを描いた 携帯電話を持つ身に、この静けさは、もうないのかもしれない。それでも散歩がしたくなった。きょうはいつもの駅のひとつ手前で下車し、風薫る街を歩いてみようと思う。 正平調 神戸新聞 2010年5月17日 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
by hachiyorenge
| 2010-05-17 23:56
| 正平調
|