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清流を生み出している原生林が近年、環境の激変に悩まされている・・・ 凡語 八葉蓮華
2010年 05月 31日
日本海に流れ込む由良川の最上流にある南丹市の美山川。全国でも知られた清流で、来月13日に待望のアユ漁が解禁される
この清流を生み出しているのが芦生原生林。年間降水量は2300ミリ以上で、京都市内の約1・6倍にも達している。現在は一帯約4200ヘクタールを、京都大が研究林にし、半分は人手が入っていない天然林といわれる その原生林が近年、環境の激変に悩まされている。先日、地元の人に山中の写真を見せてもらった。かつては地面を覆っていたササがすっかりなくなり、地肌がむき出しになっていた。これでは、降った雨は十分に地中に吸い込まれることなく川に流れ込む 長年、川面を見てきた美山漁協参事の寺坂進男さん(54)は「10年ほど前から水の濁りが目立つ。雨が、そのまま砂とともに上流から流れてくる」と心配する ササがなくなった原因として、地域の人たちが口をそろえるのが、シカによる食害。温暖化による雪の減少が影響し、シカが厳しい冬場を生き抜き急増しているとみられる。「シカは以前から一定数いたが、生存数のバランスが崩れたことが食害につながっている」と京大の森林研究者はみる 2年前には美山川のアユが全国から集まった「清流めぐり利き鮎(あゆ)会」で準グランプリに輝いている。美山の清流を、アユを後世に引き継ぐためにも、温暖化につながる私たちの生活を点検しなければならない。 凡語 京都新聞 2010年5月31日 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
by hachiyorenge
| 2010-05-31 23:56
| 凡語
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