髻中宝珠の八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
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 「髻中宝珠の譬え(頂珠の譬え)」(安楽行品第十四) 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge 創価仏壇
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生産性の向上や効率を求める時代、誰も彼もが先へ、先へと急ぎ、急がされ・・・ 大自在 八葉蓮華
 幼いころなじんだ音やにおいの“記憶”は鮮明だ。半世紀という時空を超えても、耳にした瞬間、また鼻孔を通過した瞬間、セピア色の風景に溶けこんでよみがえる。先ごろ、そんなにおいと音が同時に脳の記憶装置を刺激した

 森町内で開かれた県石油発動機愛好会主催の発動機の運転と展示の会である。会場に並んだ発動機の「タン、タン、タン」と少しばかり重い響きの音と、排煙となって吐き出された油のにおい。それは実りの秋、家の庭で行われた脱穀やもみすりの発動機と、油や稲わらの入り交じった、懐かしい音とにおいだ

 昭和の初めから40年代ごろまで、農作業や製茶、製材などに幅広く使われた石油発動機は高度成長を支えた力強い動力の一つだろう。故障しても、修理をしながら使い続けてきた人が多かったのではないか

 しかし暮らし向きがよくなるとともに、一層生産性の向上や効率を求める時代へと突き進む。高性能の動力源が次々開発され、発動機は納屋の片隅に追いやられていった。会場で勢いよく回る数十台の発動機は再び“命”を吹き込まれて喜んでいるようにも見えた

 さびつき、ほこりまみれの発動機を熟練の技で再生させる。「動き出すのを、見るのがうれしくてね」。愛好会の会員松本初男さん(77)=掛川市=は、もちろん発動機とともに歩んだ世代だ

 今は修理するより、買った方が安くつく場合が多いだろう。使い捨ての時代でもある。「電池切れ 手巻き時計の 再登場」(静岡市・エ古代人69歳)。最近、本紙に載った県民エコ川柳である。誰も彼もが先へ、先へと急ぎ、急がされている時代に、たまにはセピア色の時代を振り返るのも悪くない。

大自在 静岡新聞 2010年6月14日
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by hachiyorenge | 2010-06-14 23:56 | 大自在