髻中宝珠の八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
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 「髻中宝珠の譬え(頂珠の譬え)」(安楽行品第十四) 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge 創価仏壇
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時代の流れに個人は無力かもしれない。それでも自分の心は大切に守りなさい・・・ 正平調 八葉蓮華
 1枚の絵に出合った。100号のその大作は、展覧会場でもひときわ目を引く存在だ。サッ風景な街の中で仁王立ちする、作業服の1人の若者。背後にある建物は小さく、逆に人物は異様に大きく描かれている

 「抵抗の画家」と呼ばれた松本竣介(しゅんすけ)が1942(昭和17)年に描いた自画像「立てる像」だ。日本の近代美術の伝説的な作品で、兵庫県立美術館で開催中の「名画100年・美の競演」で公開されている

 この絵を完成させたころ、松本は岩手県から東京に出て独自の画風を追求していた。都市の風景を描いた作品が多い中でこの絵は異彩を放つ。他の作品にない特別な感情が込められているようだ

 当時、日本は戦争に突入し、国家総動員法で物資が統制されていた。画家は絵の具などの提供と引き換えに、戦意高揚の絵を描くよう求められた。軍部には表だって逆らえない。しかし、時代に流されたくはない。そんな画家の苦悩と無言の抗議が伝わる

 その横には、神戸を代表する画家、小磯良平が同じ時期に描いた代表作の「斉唱」が掲げられている。素足の女学生たちが楽譜を手に歌う情景は、何かを祈るようである。松本とは対照的に多くの戦争画を手がけた小磯だが、暗い世相の中でひそかに救いを求め、絵筆を取ったのか

 時代の流れに個人は無力かもしれない。それでも自分の心は大切に守りなさい。二つの絵は、そう語りかけているように思えた。

 正平調 神戸新聞 2010年7月17日
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by hachiyorenge | 2010-07-17 23:56 | 正平調