髻中宝珠の八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
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 「髻中宝珠の譬え(頂珠の譬え)」(安楽行品第十四) 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge 創価仏壇
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「牡丹燈籠」闇夜の暗さ、静寂を破りカランコロンと聞こえてくれば・・・ 凡語 八葉蓮華
 闇夜の暗さが尋常じゃなかった時代。静寂を破りカランコロンと聞こえてくれば怖い。「駒下駄(げた)の音が生垣(いけがき)の元でぱったり止みましたから、新三郎は止せばいいに念仏を唱えながら蚊帳を出て…」と続く、夏の風物詩「怪談牡丹燈籠(ぼたんどうろう)」の一節だ

 近代落語の祖とされる三遊亭円朝の代表作。きょうで没後110年になる。口演の録音は存在しないが、実際に聴いた「半七捕物帳」の作者、岡本綺堂いわく。「首のあたりが何だか冷たくなって(略)私は暗い夜道を逃げるように帰った」。涼しさは相当だったろう

 17歳で場末の寄席で真打ちに。ところが、用意した噺(はなし)を出演を頼んだ師匠の円生が先にやってしまう。やむを得ず、円朝は即興で切り抜ける。師匠の嫉妬(しっと)が弟子を発奮させ、創作への道を開いた

 自演だけでなく、新作の速記は新聞に連載され、歌舞伎にもなった。何より魅力的なのは高い芸境の源と言える円朝の人間性だろう。落語界で長く「大師匠」と慕われた

 仇(あだ)も恩で報いた。晩年の円生に寄り添い、遺児は引き取り育てた。円朝の噺は「文七元結」など、どこにでもいそうな人物の心意気が泣かせる。本人もそれを地で行った

 辞世は〈目を閉じて/聞き定めけり/露の音〉。伝わってくる境地は静かで深い。円朝が眠る東京の下町、谷中から根津にかけては、お露の幽霊が新三郎の元に通った辺り。最後の高座も「牡丹燈籠」だった。

凡語 京都新聞 2010年8月11日
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by hachiyorenge | 2010-08-15 23:02 | 凡語