髻中宝珠の八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
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 「髻中宝珠の譬え(頂珠の譬え)」(安楽行品第十四) 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge 創価仏壇
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わたしはさっきのわたしではない そしてあなたも・・・ 凡語 八葉蓮華
 強い寒気に身が引き締まり、雪にひるむわが足元を省みる。南半球では夏だが、身びいきでなく元旦は凛(りん)とした冬が似合う。ただ、年初には意味があるようで実はない

明治5(1872)年の改暦で12月3日が翌年の1月1日となった。太陽暦が世界標準だった、だけではない。季節とのずれを防ぐため、ほぼ3年に1回の割で置かれた閏(うるう)月の給与を官吏に払う財力が政府になかった。大隈重信が吐露している

長く旧暦と歩んだ先人の感性を歳時記にみる。今朝は寒かろう。羽に空気を蓄え、着膨れたような寒雀を元旦だけ「初雀」と呼んだ。身近な小鳥にも季語の晴れ着を着せてやる。そんな風に暦の「始まり」を大切にした

現在は未来に追いついた途端、過去になる。いまは一瞬でしかない。その連続が時間であり、絶え間ない流れを暦は便宜的に区切っただけだ。だが、われわれは流れに感謝し、時には挑む誓いを「始まり」に立ててきた

先年亡くなった詩人の川崎洋さんに「いま始まる新しいいま」がある。〈心臓から送り出された新鮮な血液は/十数秒で全身をめぐる/わたしはさっきのわたしではない/そしてあなたも/わたしたちはいつも新しい〉

拍動ごとに「新しい」のは空や海、地中で生きている命も同じ。虫の生涯が永劫(えいごう)であり、人間の歴史は刹那(せつな)かもしれぬ。とも思いながら、小声でえいっと気合を入れる「始まり」である。

凡語 京都新聞 2011年1月1日
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by hachiyorenge | 2011-01-05 22:53 | 凡語