髻中宝珠の八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
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 「髻中宝珠の譬え(頂珠の譬え)」(安楽行品第十四) 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge 創価仏壇
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国宝・源氏物語錦織絵巻・・・  凡語 八葉蓮華
国宝・源氏物語絵巻の復元でありながら、別の世界にいざなう。西陣の織物作家、山口伊太郎さんが百五歳で亡くなる直前まで心血を注いだ源氏物語錦織絵巻全四巻が、相国寺承天閣美術館(京都市上京区)で展示されている▼まず目を奪われるのは細緻(さいち)な表現だ。例えば、光源氏の晩年にあたる「鈴虫」の帖(じょう)。黒い菱(ひし)紋のある公達(きんだち)の衣の裾(すそ)から下の欄干や地面が透けて見える。絵画にはない、織物ならではの質感が漂う▼技の神髄を集めた作品以上にわれわれの心をとらえるのが伊太郎さんその人だ。「今日からは余生」と、源氏絵巻の復元を思い立ったのは、七十歳の時。会場で「わたしらも頑張らなあかん」という声を何度か耳にした▼才覚に富み、十四歳で奉公先の番頭、そして十八歳で独立。「西陣ドリーム」を体現しつつ、昭和の金融大恐慌、戦中戦後の混乱を乗り越えた。そんな伊太郎さんが、大切にしていたものがある▼十一年前の小紙連載「たどり来し道」で、「女性への恋心」と語る。「あの人にこんな柄の帯を締めさせたいと、女性に恋してますのや」。錦織絵巻の姫君にも同じ情熱で衣装を着せたのだろう▼千年前に紫式部が書いた源氏物語の自筆本は現存していない。後世の人間が絵巻や写本、美術工芸品によって脈々と伝えてきた。その流れに加わった伊太郎さんの錦織絵巻。時を超え、人々を楽しませてほしい。二十一日まで。

凡語 京都新聞 2008年7月1日

八葉蓮華、Hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-07-02 01:01 | 凡語