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時が滲む朝・・・ 天風録 八葉蓮華
2008年 07月 17日
時が滲む朝・・・ 天風録 八葉蓮華
日本に住む伯父からの手紙に家族のカラー写真が添えられていた。「服がとてもきれい」。中国東北部、ハルビンの女子中学生、楊逸(ヤンイー)さんの胸はときめいた。夢は大学生の時にかなう。親類を頼って一九八七年、日本に留学する▲「人間が人間を食べるような資本主義社会」と中国では教わっていた。確かにバブルに沸く日本で、目に余る地上げもされていた。しかしそれ以上に自由と豊かさに目をみはる。だからこそ二年後、一時帰国した時に起きた天安門事件はショックだった▲挫折感が尾を引いた。あまつさえ離婚も体験する。中国語講師として働きながら「国とは」「生きるとは」との疑問が、ずっと心の底から離れなかった。それを年月をかけて昇華し、日本語で小説にしたのが「時が滲(にじ)む朝」。芥川賞に選ばれた▲「もう民主化を騒ぐ時代ではなくなったのよ。私だって中国のオリンピックの支持者だもの」。こんなせりふも出てくる。現実に合わせて妥協するかどうか。天安門後の激動の時代についていく人、いけない人の心のあやに光が当てられる▲二十三歳から習い始めた日本語。この言葉で書くことを「泳げないけど泳いでみる楽しみ」と感じるという。あえてうまくは泳げない水着を選んで試みる。それが楊さん流なのだろう。 天風録 中国新聞 2008年7月17日 八葉蓮華、Hachiyorenge
by hachiyorenge
| 2008-07-17 01:01
| 天風録
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