髻中宝珠の八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
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 「髻中宝珠の譬え(頂珠の譬え)」(安楽行品第十四) 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge 創価仏壇
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背番号「11」がこちらを向いた・・・  正平調 八葉蓮華
背番号「11」がこちらを向いた・・・  正平調 八葉蓮華
高く、ぐいっと振りかぶったかと思うと、背番号「11」がこちらを向いた。大きなお尻を突き出して、剛速球を投げこむ。ミットが小気味よい音を立てた◆大阪・藤井寺球場のバックネット裏で、近鉄バファローズの新人、野茂英雄投手を見たのは一九九〇年夏のこと。三振を取るたび、スタンドのどよめきにやじが交じった。「お前、三振か四球やないか」◆あれから十八年。日本を飛び出し、たくさんの球団を渡り歩いた野茂投手だが、猛牛のユニホームが一番似合っていたと思う。「いてまえ打線」が看板の豪快な近鉄野球は大味との批判も浴びたが、勝ちっぷりは実に痛快だった。そのチームに、「三振か四球か」のトルネード投法が溶け合っていた◆一昨日、野茂投手が現役引退を表明した。この春、ニュース番組で見た彼は、ひじのけがのためトルネードではなくセットポジションで投げていた。そして戦力外通告。引退に際して「まだやりたい気持ちが強いが、けじめをつけたい」とのコメントが流れた◆無口、頑固、愚直で泥くさい。およそ現代のヒーロー像からかけ離れた個性だが、むしろファンは、そこに本物のヒーローを見た。大リーグ挑戦も、球団を転々として野球を続ける姿勢も、私財を投じて野球クラブをつくる姿も、自分の気持ちに正直で、そこがかっこいい◆彼の「NOMOベースボールクラブ」の練習拠点は堺市にある。工場に囲まれたグラウンドに夜、球音が響く。藤井寺と堺。大阪南部の濃い空気が生んだヒーローの「野球」は、これからも続くようだ。一緒に夢を楽しみたい。


正平調 神戸新聞 2008年7月19日

八葉蓮華、Hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-07-19 01:01 | 正平調