髻中宝珠の八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
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 「髻中宝珠の譬え(頂珠の譬え)」(安楽行品第十四) 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge 創価仏壇
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「うま味」  筆洗 中日春秋 八葉蓮華
「うま味」  筆洗 中日春秋 八葉蓮華
それが「日本発」とか「日本独自」の概念だと、日本語がそのまま英語になることがある。ただ、dango(談合)など、名誉とは言いにくい語も少なくない▼そこへいくと、umamiは、ちょっと誇らしい。「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」の四味に、「うま味」を加えて五つの基本味と言うらしいが、その五つ目を発見したのが、池田菊苗という日本人なのである▼昆布やかつおのだしに顕著な「うまい」と感じるものの正体を世界で最初に看破した人、ということになろうか。東京帝大教授だった池田博士は明治四十一年、発見に基づく「グルタミン酸塩ヲ主成分トスル調味料製造法」の特許を得る。ちょうど百年前のきょうのことだ▼廣田鋼藏著『化学者池田菊苗』によれば、博士には、うま味の研究によって<純正化学者が工業上より見て無用の長物に非(あら)ざること>を示すという狙いもあったようだ。実際、研究は「味の素」の成功に結実、博士も裕福になった▼本望かなったはずだが、同書によれば、博士は後になって、純粋学問の研究に専念すべきだったのに怠ったと悔やみ、意外にもこう語ったのだという。<味の素の発見等は不本意なものの一つ>。これもジレンマというものだろう▼だが、とにかく味には敏感な国民である。ほかの誰であったにせよ、それは日本人によって発見されていた気がする。

筆洗 ,  中日春秋 2008年7月25日

八葉蓮華、Hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-07-25 01:01 | 筆洗/中日春秋