髻中宝珠の八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
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 「髻中宝珠の譬え(頂珠の譬え)」(安楽行品第十四) 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge 創価仏壇
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焼跡に生えた名もない草・・・  正平調 八葉蓮華
焼跡に生えた名もない草・・・  正平調 八葉蓮華
小学校の修学旅行といえば、かつては伊勢が定番だったが、今は広島という学校が多い。昨年、兵庫県内では三百二十校が訪れた◆旅の思い出をつづった作文を読むと、原爆ドームよりも黒く焦げた弁当箱や学生服、切り刻まれたようなワンピースなどについて書いたものが多い。子どもたちは、これら日常にある品々に刻まれたつめ跡から、被爆の恐怖や悲劇を感じ取っていた◆きょう、広島は「原爆の日」を迎えた。六十三年前に原爆を体験した子どもたちの作文を集めた「原爆の子」を読み直してみる。一九五一(昭和二十六)年に教育学者の長田新(あらた)さんが学校や施設を回り、被爆の経験を文章につづるよう呼びかけたものだ◆どの作文にも朝の日常風景が描かれる。朝食を食べていたり、まりつきや絵本に夢中になっていたり、登校途中だったり…。だが午前八時十五分を迎えたとたん、自分の外側の世界はもちろん、内面もすっかり変わってしまう。父も母も姉も妹も、さらに友も亡くした少年はただ、こう書く。「焼跡(やけあと)に生えた名もない草のように生きたい」◆今なお全国各地で、被爆の後遺症に苦しむ人たちがいる。ここ数年、原爆症の認定を求める集団訴訟で国の敗訴が続くが、線引きの「線」が少しだけ低くなっただけで、「因果関係を否定できない限り、すべての人を救済すべき」とする訴えの実現には程遠い◆「名もない草のように生きたい」。被爆した人たちは長年、ひっそりと生きることを強いられてきた。もうこれ以上孤立させ、苦しめることは許されない。まだ戦後は終わっていない。

正平調 神戸新聞 2008年8月6日

八葉蓮華、Hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-08-06 16:11 | 正平調