髻中宝珠の八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
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「防災は貯蓄」 地震はいつか起こる・・・  正平調 八葉蓮華
「防災は貯蓄」 地震はいつか起こる・・・  正平調 八葉蓮華
神戸大橋から向こうは、不気味な暗闇だった。液状化で泥水があふれ、車も立ち往生した。阪神・淡路大震災の直後、断層研究の第一人者で大阪市立大名誉教授の藤田和夫さんは、ポートアイランドにある病院の窓からそんな様子を見ていた◆足の骨折で入院中だった。上下の衝撃と横揺れから、すぐに直下型地震と確信した。「大好きな神戸の街がこんなになって」。窓外の光景が例えようもないほど悲しく見えたという◆その藤田さんが亡くなった。「神戸は地震を引き起こす活断層が密集している」。大阪市大の研究チームがボーリング調査から「直下型地震で壊滅的被害を受ける可能性がある」と神戸市に警告したのが大震災の二十一年前。だが市に危機感は薄く、直下型を想定した防災計画を策定しなかった◆「防災は貯蓄」が口癖の藤田さんは市の姿勢を嘆いた。「貯蓄」とは「都市防災は毎日の積み重ね」という意味だ。「直下型が来たら、打つ手がない。だから想定しないでは、市民は守れない」。もし年に一校ずつでも小学校の地下に貯水池を造っておけば、被害をさらに大きくした被災地の火災はもっと防げただろう◆震災後は兵庫県阪神地域活断層調査委員長として、県南部地震のメカニズム解明に取り組んだ。生涯現役で、今年三月まで断層研究資料センター理事長を務め、提言を続けた◆最後にお会いしたのは一年前。人なつこい笑顔は変わらなかった。「地震はいつか起こる。先を見越した減災型都市計画が必要だ」と語っていた。八十九歳。「防災は貯蓄」の至言をもう一度胸に刻む。

正平調 神戸新聞 2008年12月4日

八葉蓮華、Hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-12-04 09:39 | 正平調