髻中宝珠の八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
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 「髻中宝珠の譬え(頂珠の譬え)」(安楽行品第十四) 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge 創価仏壇
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苦難の宇宙飛行“昭和の子どもたち”子どもよりワクワクしている・・・ 大自在 八葉蓮華
 日本の経済成長が、そのスピードを速めていたころ、米国のテレビドラマにくぎづけになったことがある。未完成のタイムマシンによって主人公が過去や未来を漂流する「タイムトンネル」。主人公が世界史上の事件に遭遇、史実を交えた展開もあり、不思議なリアル感があった

 理科や科学が好きだったわけではないが、危機を次々突破していく主人公の科学者にあこがれたものだ。宇宙を飛び続け、7年後に奇跡的に地球に戻った小惑星探査機「はやぶさ」も、苦難の宇宙飛行を思えば、SF(空想科学)ドラマのような不思議さがある

 かつてSFもののとりこになったお父さんたちは「はやぶさ」の帰還に目を輝かせたことだろう。化学メーカーのクラレの調査によれば、そんなお父さんたちは今も昔も「理科が好き」なんだそうだ。半数近くが子どものころ、一度は「科学者になりたい」と思い、大人になった今も、9割以上が何らかの形で理科や科学に興味を持っている

 博物館や展覧会に行こう、と言い出すのはお父さんが74・5%と最も多く、「1人で行った」という理科好きお父さんも少なくない。日食など数十年に1度の天体ショーも、子どもよりワクワクしている父親像が垣間見えるという

 そういう“昭和の子どもたち”は、今の教科書が分量、難易度ともに物足りないと感じている、とも伝えている。子どものころ、理科のテストは苦手だったが、実験だけは楽しかったことを覚えている

 「はやぶさ」の運んだカプセルに、もし小惑星イトカワのほこりでも入っていれば人類の快挙だ。どんな教科書より、子どもたちに理科の楽しさや面白さを伝える格好の材料になるだろう。

大自在 静岡新聞 2010年6月19日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2010-06-19 23:56 | 大自在
生産性の向上や効率を求める時代、誰も彼もが先へ、先へと急ぎ、急がされ・・・ 大自在 八葉蓮華
 幼いころなじんだ音やにおいの“記憶”は鮮明だ。半世紀という時空を超えても、耳にした瞬間、また鼻孔を通過した瞬間、セピア色の風景に溶けこんでよみがえる。先ごろ、そんなにおいと音が同時に脳の記憶装置を刺激した

 森町内で開かれた県石油発動機愛好会主催の発動機の運転と展示の会である。会場に並んだ発動機の「タン、タン、タン」と少しばかり重い響きの音と、排煙となって吐き出された油のにおい。それは実りの秋、家の庭で行われた脱穀やもみすりの発動機と、油や稲わらの入り交じった、懐かしい音とにおいだ

 昭和の初めから40年代ごろまで、農作業や製茶、製材などに幅広く使われた石油発動機は高度成長を支えた力強い動力の一つだろう。故障しても、修理をしながら使い続けてきた人が多かったのではないか

 しかし暮らし向きがよくなるとともに、一層生産性の向上や効率を求める時代へと突き進む。高性能の動力源が次々開発され、発動機は納屋の片隅に追いやられていった。会場で勢いよく回る数十台の発動機は再び“命”を吹き込まれて喜んでいるようにも見えた

 さびつき、ほこりまみれの発動機を熟練の技で再生させる。「動き出すのを、見るのがうれしくてね」。愛好会の会員松本初男さん(77)=掛川市=は、もちろん発動機とともに歩んだ世代だ

 今は修理するより、買った方が安くつく場合が多いだろう。使い捨ての時代でもある。「電池切れ 手巻き時計の 再登場」(静岡市・エ古代人69歳)。最近、本紙に載った県民エコ川柳である。誰も彼もが先へ、先へと急ぎ、急がされている時代に、たまにはセピア色の時代を振り返るのも悪くない。

大自在 静岡新聞 2010年6月14日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2010-06-14 23:56 | 大自在
国民が求めているのは「責任を果たす内閣」国民の信頼を失った末に・・・ 大自在 八葉蓮華
 首相官邸の敷地内に放送各社のテント村が出現し、刻刻と入閣情報を報じるというのが、組閣の際の定番だった。だが、小泉内閣の登場以来、組閣時の光景はすっかり様変わりした

 情報は一切漏らさず、独自に人事をすすめる小泉方式によって、テント村は不要となった。官房長官の初仕事といえば、閣僚名簿の発表だ。ところが、麻生内閣では首相が自ら名簿を読み上げた。それも一人一人のコメント付きで。麻生色を鮮明にしようとの狙いだったというが、意に反して色がさめるのは早かった

 で、菅内閣は。閣僚名簿の発表は、菅直人氏が首班指名を受けてから4日後のきのう。しかも、この間に新首相が入閣者を小出しに公表、おとといの夜までに新内閣17人の閣僚すべてが内定した。ために、あらためて顔ぶれを示されても新鮮味は感じないが、異例の組閣の流れに“脱小沢”の思惑がうかがえる

 閣僚名簿を読み上げた仙谷由人官房長官が、どんな内閣―と問われ、こう応じた。「若さと清新、仕事大好き内閣」と。平均年齢59歳。前内閣より1歳半の若返りだが、40歳代が4人に倍増したことで「若さと清新」は納得しよう

 が、「仕事大好き内閣」は気になった。新内閣といっても11人が再任組だ。仕事大好きがそんなに名を連ねていたのに、前内閣はなぜ8カ月半でとん挫したのか。いや、いまは船出の時。新たなリーダーを迎え、本来の仕事人が持ち味を発揮すると前向きにとらえよう

 前政権は国民の信頼を失った末に崩壊した。なぜ、支持率が急落したか。それは責任放棄と受け止められたからだ。国民が求めているのは「責任を果たす内閣」だ。組閣の光景が様変わりしても、である。

大自在 静岡新聞 2010年6月9日
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by hachiyorenge | 2010-06-09 23:56 | 大自在
「結果責任による辞任」言葉の軽さや判断力の欠如が命取り・・・ 大自在 八葉蓮華
 「日本の歴史が変わるという身震いのような感激と、強い責任を感じた」。こう切り出した就任会見からまだ8カ月半だというのに、鳩山由紀夫首相が退陣を表明した。内閣支持率は20%を割り込み、身内からは退陣を要求する声が噴き出したとあって、もはやこらえる術を失ったのだろう

 前日まで続投を思わせながらの退陣表明。ところが、市井の受け止めは驚きより「またか」であり、さめた感さえ漂っていた。無理もない。一国のリーダーの早期退陣は自公政権で慣れっこなのだ。首相の権威失墜である

 昨夏の衆院選で、民主党は歴史的な圧勝を収めた。きのうの退陣あいさつで、首相はその事実に触れ「国民の判断は間違っていなかった」と持ち上げた。だが、意に反しての支持率急降下は、不徳の致すところと付け加えながらも「国民が聞く耳を持たなくなってしまった」からだとした。責任転嫁であり、宰相としての見識が問われる発言だ

 「総理の辞め方」(本田雅俊著、PHP新書)によると、総理には「美しき辞任」「結果責任による辞任」など6通りの辞め方があるという。1956年、時の首相、鳩山一郎はソ連との国交が回復し、国連加盟が実現したのを見届け、官邸を後にした。「明鏡止水の心境だ」の言葉とともに。同著は「美しき辞任」の典型とした

 一郎の孫である現首相の場合は―。言葉の軽さや判断力の欠如が命取りになったのだから、「結果責任による辞任」となろうか。この辞任に該当するのは、力量不足や誤った判断で権力の座から降りた首相たちだというのだから

▼政局は新リーダー選出に向かって動き出した。「首相のいす」。それは重いものでなければならない。

大自在 静岡新聞 2010年6月3日
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by hachiyorenge | 2010-06-03 23:56 | 大自在
「最低でも県外」揺れに揺れた末、結局現行計画とほぼ同じ場所・・・ 大自在 八葉蓮華
 「政治の基本は妥協である」という名言がある。ある面、千変万化で、とらえどころのない政治の本質を突いている言葉とも言える。とりわけ利害の異なる国同士が絡む交渉ごとは妥協なくして成立するはずもない

 自国の利益を念頭に置き、現実と向き合いながらギリギリのところで歩み寄る。政治とはそういうものだろう。日米両政府はきのう米軍普天間飛行場について、辺野古移設を明記した共同声明を発表した。鳩山由紀夫首相がこの1年やってきたことは何だったのか。名言が教える政治の基本とはかけ離れたものに映る

 普天間問題にかかわる首相の発言を時系列に追えば、一目瞭然だ。昨年7月の衆院選直前、「最低でも県外」と言って政権交代を実現し、沖縄県民の期待は一気に膨らんだ

 しかしオバマ大統領から現行計画の履行を迫られると「トラスト・ミー(信頼して)」とすり寄り、今年になって「辺野古埋め立ては自然への冒とく」「すべて県外は難しい」と揺れに揺れた末、結局現行計画とほぼ同じ場所を選択した。日米同盟の現実に向き合い、沖縄の負担軽減に身を削る交渉を重ねたならこんな場当たり発言は出てこなかったろう

 沖縄には在日米軍基地の7割強が集中している。沖縄の人々の苦しみに思いを寄せ、負担を減らしたいと願うのは誰しも同じだろう。健全な市民感覚と言ってもいい。ただし政治家がそれを言えば、重い政治責任が生じるのである

 「最低でも県外」と言った首相発言は、結果として希望的観測にすぎなかったことになる。辺野古移設に反対する福島瑞穂消費者・少子化担当相(社民党党首)を罷免した首相も、今度こそけじめをつけねばなるまい。

大自在 静岡新聞 2010年5月29日
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by hachiyorenge | 2010-05-29 23:56 | 大自在
新茶のシーズン、今年の新茶は試練に耐えて育って来ました・・・ 大自在 八葉蓮華
 未曾有の凍霜害に衝撃が走った一茶の取引もおおかた終了したようだ。3月末といえば、遅霜を心配しながらも、徐々に染まるもえぎ色に期待が膨らむ時期だろう。それが一夜で、あんな仕打ちを受けるとはあまりの無慈悲に、つい天をうらんだ人もいたのではないか

 山間を包み込む大井川の霧が一層味わい深くしている川根茶の地元で、茶商の朝比奈明夫さん(64)は「41年商売してきて、これだけひどい凍害は初めて」と言い、一時はお先真っ暗になったという。新茶の摘採は例年より7~10日遅れて始まった

 不安の募る中で新芽の成分分析を行ったが、驚いたことに旨[うま]み成分であるアミノ酸の一種テアニンは昨年より多く含まれていた。そういえば、新茶シーズンが始まったころ、朝比奈さんは、80歳になるなじみの生産者から「ことしの新茶は旨いぞ」と聞かされたそうだ

 山あいの茶畑は里に比べ、新芽の伸びるのが遅い。凍霜害は受けたが、その後、旨み成分をじっくりたくわえた芽が伸びてきた。凍霜害により摘採が遅れたことで、新茶の最も旨みを増す本来の時期と重なったのでは、と朝比奈さんの見方だ

 なじみの生産者は、そういうことを肌で知っていたのだろう。「先人の知恵です」。防霜ファンもなかった時代、県内のどの産地も天候と相談しながら新芽が伸びるのをじっと待っていたのではなかったか

 新茶のシーズンは取引価格の高値を追って時期を早めてきたが、凍霜害を機に摘採の時期を見直す動きも出ているようだ。旨い茶づくりに知恵を絞ってほしい。「今年の新茶は試練に耐えて育って来ました」。朝比奈さんはあいさつ状にそう書いた。茶業界も試練に耐えた。

大自在 静岡新聞 2010年5月24日
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by hachiyorenge | 2010-05-24 23:56 | 大自在
「誉富士」月に1度の不燃ごみの回収日のたびに、日本酒離れを実感する・・・ 大自在 八葉蓮華
 2008年7月の北海道洞爺湖サミット。求心力低下にあえぐ当時の福田康夫首相は、失地回復の好機とばかりホスト役を務めたのだろうが、吹き荒れていた逆風を鎮めることもかなわず、2カ月後、退陣した。ところがこの時、静岡県には北の大地から順風が渡ってきた

 夕食会の乾杯で各国首脳が手にした杯に、焼津産の日本酒が注がれた。外交の舞台の一翼を担ったことで、日本酒、とりわけ静岡の地酒が脚光を浴びた。県産酒にこだわる身とあって、そのニュースは何とも心地よく、晩酌が進んだものだった

 吟醸系は「静岡吟醸」、吟醸系以外は「静岡の酒」、本県生まれのオリジナル酒米・誉[ほまれ]富士を100%使用した清酒には「誉富士」のロゴマーク入りの県産酒が、きょう静岡市で開かれる「全国広告連盟静岡大会」で披露される。ロゴマークは県酒造組合が商標登録し、静岡文化芸術大の学生がデザインした。マークには県内で酒造りにかかわる人たちの思いが込められている

 県酒造組合登録の酒造会社は1953年当時、71社を数えたが現在は31社。中部13、西部10、東部8というのが、その分布図だ。出荷量も10年前から35%減少している

 月に1度の不燃ごみの回収日のたびに、日本酒離れを実感する。というのも、隣組の回収場所で清酒のビンの影が薄いからだ。夏場に向かえば例年、存在感は一段と希薄になる

 だが、静岡の地酒は前向きだ。県独自の静岡酵母を開発し、オリジナル酒米・誉富士の本格的生産も開始した。各種鑑評会で上位に入賞してきた実績が、洞爺湖サミットでの国際デビューにつながったのだろう。ロゴマーク入りの地酒をじっくり味わおうか。

大自在 静岡新聞 2010年5月19日
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by hachiyorenge | 2010-05-19 23:56 | 大自在
二大政党制の本家の劇的な変化、連立政権という新たな時代・・・ 大自在 八葉蓮華
 ユーモアのある話が好きな国民といえば、英国人は上位に入るだろう。かつて首相官邸に住みついていたネコのハンフリーの話は有名だ。サッチャー政権下の1989年、官邸に住みつき、その後メージャー、ブレアと3代の首相に「奉公」した野良ネコである

 メージャー首相の時代に一時行方不明になった後、保護された際、官邸は「首相はじめ、全閣僚とも喜びに堪えない」との声明を出し、クリントン米大統領一家の飼いネコのソックスからも祝電が届いた。2006年にシんだ時には英各紙がこぞって追悼記事を載せた

 今度の総選挙で労働党のブラウン党首がとった態度は、英国民にはおよそユーモアとはかけ離れたものに映ったことだろう。遊説中、年金生活の女性と対話した後、車で移動中「あの偏狭頑迷な女」とののしった。テレビ用の小型マイクを着けていたことをうっかり忘れたらしい。党首の言動が労働党の第2党転落への駄目押しとなったことは間違いない

 英国は保守党と自由民主党の連立政権という新たな時代を迎えた。日本が二大政党制の手本としてきた国である。その手本は第2次大戦中、チャーチルの挙国一致内閣以来の連立に踏み切った

 長く使い込んできた制度も“金属疲労”を起こしていたのかもしれない。二大政党制の本家の劇的な変化に、教えを請うてきた日本政界にも戸惑いはあろう。いずれ「手本なし」も覚悟しなくてはなるまい

 ユーモア好きでは日本人も負けてはいないと思うのだが、鳩山政権誕生以降、ギスギスした話ばかりで笑うに笑えない。国会は会期末まで重要法案が山積みだ。この際、ユーモアはなくても真面目で活発な議論を望みたい。

大自在 静岡新聞 2010年5月14日
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by hachiyorenge | 2010-05-14 23:56 | 大自在
誰もが平等の掛け声の下で駆け抜けて、びっしり覆い尽くされた不安の重なり・・・ 大自在 八葉蓮華
 団塊の世代の作家山本一力さんは苦労人らしく、江戸時代の庶民の暮らしを描いて定評がありファンも多い。新刊の随筆集「男の背骨」(角川春樹事務所)をめくれば<少し足りなくて、少し不便。これぞぜいたくのきわみだと、昔を思うたびに痛感する>とつづっている

 高校卒業とともに間借りした3畳一間は薄いふすまで仕切られただけだが、鍵も付いている。それまで4年間続けた住み込み先での生活はカーテンで囲った蚕棚ベッド1畳大。プライベートの空間が一気に広がったのだ

 家財道具など持ち合わせなかったからこそ3畳を3畳として使えたうれしさ。<あの当時と比べれば、文明は桁[けた]違いに進化した。モノが溢[あふ]れ、モノに取り囲まれた時代である>とも記しているように、今はどこの家庭をのぞいてもあらゆるモノが居並んでいる

 テレビはもちろん、エアコンも照明器具もリモコン操作。どれも形も似てボタンだらけ、これは何、あれは何と覚えるにも難儀である。<少し足りなくて、少し不便>がかえって安穏とさせてくれることを思い知らされる

 大量生産、大量消費の世の中は何から何まで誰もが満足し、誰をも充足させるためにと最新機能を盛り込んだ仕様になっている。同じモノを買い求めても人それぞれに目的があり、使い勝手がある。不必要な仕様はかえって不便を強いられる

 機能一点張りを求め続ける社会は家族の在り方にも、日々の暮らしにも大きな変化をもたらしている。誰もが平等の掛け声の下で高度経済成長を駆け抜けてきた結果は、びっしり覆い尽くされた不安の重なり。昭和を懐かしむ高まりも単に懐旧譚[たん]ではなく、居場所を求める人々の肉声だろう。

大自在 静岡新聞 2010年5月9日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2010-05-09 23:56 | 大自在
「褒章」人々の模範となって感動や希望を与えてきたことは変わらない・・・ 大自在 八葉蓮華
 紅、緑、黄、紫、藍、紺とは奉仕や芸術、学問などさまざまな分野で功績を残した人に贈られる褒章の種類である。色は違っても地道に取り組み、人々の模範となって感動や希望を与えてきたことは変わらない

 先日、春の褒章受章者の発表があった。本紙に載った受章者は誰もが穏やかな表情で、すがすがしさが感じられた。中学校の教師を定年退職後、約20年間、静岡市の少年院「駿府学園」の篤志面接委員として少年たちの相談相手になってきた同市葵区の久保田三郎さん(80)もその一人である。公共の利益に貢献したことが認められ、藍綬褒章を受章した

 面接した少年はこれまでに約300人。週1回約45分で1人の少年に10回程度向き合う。面接では、少年の気持ちをじっくり聞くことに徹する。3回、4回と聞くうちに「親や友だちが悪い」などと、責任を外に押しつけてきた気持ちは徐々に「悪いのは自分」と自らに向いてくる。「立ち直りの兆しです」

 そして少しずつ素直な少年になってくる。本音を、胸の内を話し始める。1年ぶりに母親が訪ねてきたとき、「母さんは僕の手を握って、なでるように包んでくれた」と少年A君は話し、母親の手の温かさに、「かわいがってくれたのは何年ぶりか」と涙した

 親や家族から見捨てられることを最も恐れる少年たちは「みんな待っているよ」のひと言に救われるのだという。表情が明るくなり、顔つきまで変わる。面接に通う日々、久保田さんは嫌なことなど一度もなかったという。逆に立ち直り成長する少年たちの姿に教えられることが多かったそうだ

 私たちの社会がいかに多くの人々に支えられているか、とあらためて思う。

大自在 静岡新聞 2010年5月3日
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by hachiyorenge | 2010-05-03 23:56 | 大自在