髻中宝珠の八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
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 「髻中宝珠の譬え(頂珠の譬え)」(安楽行品第十四) 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge 創価仏壇
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ネット交流全盛の中で、今時の若者はと一概に片付けられない文化が興りつつある・・・ 大自在 八葉蓮華
 それぞれのお国柄に合わせた素材を取り込んで食される「スシ」は今や世界の共通語だ。そこにさらに、若者たちの間で人気をさらう「マンガ」や「アニメ」が加わって、「オタク」や「カワイイ」も沸きに沸いてコスプレ選手権も開かれている

 どれも日本発だが、特に「カワイイ」の勢いはものすごい。スペインではギャル雑誌がひっぱりだこという。400円前後のものが10倍の値が付いて回し読み。ファッションも化粧も日本のギャルそのもの。10年前にホコ天を占領したパラパラのダンスも大受けだ

 現代日本を代表する文化の席巻は、かつて浮世絵がパリの画家たちをとりこにして美術界の流れを変えた様相にも似ている。若者たちが仲間を求めて発信する状況が世界の若者の共感を呼んでいるのだろう。本場の雰囲気を味わいたいと、わざわざ東京に足を運ぶ欧米の若者も多い

 ギャル姿のままで田植えや稲刈り、野菜を育てたり、農村部に若い女性がひんぱんに出入りするようにもなった。一過性だろうと思っていたがどうして長続きして、土地のお年寄りと交歓しながら農の知恵を学んでいる

 農家がお嫁さんにしたい一番手にと米作りに励む「米ドル」も現れた。方言交じりのなまったしゃべりでウケる「なまドル」、ゲームやアニメの影響で歴史好き女性が増えて「歴ドル」も登場、芸能界は「一芸アイドル」の売り込みに躍起だ

 孤食ばやりとはいえ話題は共有、加えてネット交流全盛の中で、今時の若者はと一概に片付けられない文化が興りつつある。逆輸入のカリフォルニア巻きもすっかり定着して子供たちが好んで手を伸ばすように、選択はもちろん、若者たちの手中にある。

大自在 静岡新聞 2009年11月15日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2009-11-15 23:56 | 大自在
社会を震撼させる事件が相次ぎ、まさに「事実は小説より奇なり」・・・ 大自在 八葉蓮華
 大胆な発想で鳴る小説家ですら、今の社会に潜む深淵を推理することは難しいだろう。社会を震撼させる事件が相次ぎ、まさに「事実は小説より奇なり」である

 埼玉、鳥取両県で、30代の女2人が詐欺容疑などで逮捕された。二つの事件に関連はないが、女の知人男性複数が不審シし、遺体から睡眠導入剤が検出された点で共通している。同時並行で捜査が進む中で、今度は島根県立大の女子大生が行方不明となり、切断された遺体が見つかった。残忍極まりない事件にやりきれなさは募るばかりだ

 一方、英国人女性のシ体遺棄事件で指名手配され、2年半ぶりに姿を現した市橋達也容疑者は整形手術で目鼻立ちをすっかり変えていた。一重のまぶたは二重に、眉や唇の形、鼻の高さも変え、一見別人のようである。世間をあざむいたつもりだろうが、整形後の顔が明らかになったことで、手がかりを残したともいえる

 「人に存するものは、眸子[ぼうし]より良きはなし」(孟子)という。人の器官のうち、ひとみほどその人物をあらわすものはない。ひとみを見れば、だいたいその人物の人柄、思惑が分かるという意味である。どんなに顔つきを変えても、逃げ通すことはできぬ。そう受け止めたい

 衝撃的な事件がこうも続くと、「ニュースのないのはよいニュース」という言葉に、ついうなずいてしまう。しかし、社会には目立たないが、優しさに満ちた“よいニュース”もあふれている

 本社主催で恐縮だが、今年の善行賞は50年、70年の長きにわたり点訳奉仕を続ける女性や、約30年間、小学校の敷地などを黙々と清掃奉仕する夫婦などがいた。こういう世相だからこそ、心が温かくなる話題を届けたい。

大自在 静岡新聞 2009年11月10日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2009-11-10 23:58 | 大自在
「事業仕分け」整理整頓 必要でないかを見極め、必要でないものは処分する・・・ 大自在 八葉蓮華
 整理整頓の極意。それは必要か、必要でないかを見極め、必要でないものは処分することだという。県の事業の必要性を問い、整理整頓する「事業仕分け」がおとといまで、3日間にわたって行われた

 事業仕分けは、行政改革を目指す政策シンクタンクの構想日本(東京都)の提案で2002年に始まった。当初は行革目的だったが、税金の無駄遣いを排除する手だてとして評価を高め、これまでに国、省庁に加え、40近い自治体が実施している。本県の場合は、川勝平太知事がマニフェストに盛り込み、実施に踏み切った

 仕分けの対象になったのは101事業で、県負担が多く、開始10年以上経過などといった基準に沿ってリストアップされた。作業は民間と有識者による「仕分け人」が3グループに分かれ、県側と議論を重ねながら即断する方式で進められた

 制限時間は1事業当たり30分。仕分け人が事前に資料を受け取り、検討してきたとはいえ、30分で断を下すには無理がある。作業会場を回っていると、そんな場面にも出くわした。一方で、とかく前例踏襲主義に陥りやすい行政に、市民目線でメスを入れる意義も感じた

 事業仕分けの案内書に「透明性の高い『見える県政』を目指します」とある。「不要」「民間へ」「要改善」など、仕分け人が下した7項目の評価を、今後の事業展開にどう反映していくのか。「見える県政」が麗句に終わらないことを願う

 見直しが必要なのは、今回の仕分け対象事業だけではない。必要か否か、すべての事業で徹底した洗い直しが求められる。事業仕分けは県内市町にも発展しつつある。ここは前例踏襲ではない、地域を見据えた仕分け作業を望みたい。

大自在 静岡新聞 2009年11月4日
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by hachiyorenge | 2009-11-04 23:56 | 大自在
小沢学校「立派な国会議員として成長を」むちを振り振りチイパッパ・・・ 大自在 八葉蓮華
 童謡の“学校”には、めだかとすずめの二つの、よく知られた学校がある。めだかの学校は「だ~れが生徒か先生か」と、明るく楽しそうだし、すずめの学校の先生は「むちを振り振りチイパッパ」と、指導に熱心である

 鳩山政権が誕生して、国会にも“小沢学校”が出現した、と本紙にあった。衆院選で初当選した民主党の新人議員に対する研修を本格化させたという。小沢一郎幹事長、いや小沢校長の下で、20人の国対副委員長が先生役となり、国会議員としての心得を教えるのだそうだ。欠席厳禁のお達しも出た

 政府の行政刷新会議で、鳴り物入りの「事業仕分け」を行うに当たって担当するワーキンググループに、相応の経歴の新人議員を起用したが、人選をやり直すことになった。分厚い予算書を見て判断するのはベテランでも難しいとして事業仕分けより研修を優先するのだという

 この話、どう考えてもおかしい。民主党は研修を積まなければ一人前の国会議員になれないような未熟な新人候補を公認したことにならないか。そうした人を選んだ有権者の目は節穴だったということになってしまう

 国会議員が即戦力というのは、そもそも前提条件だろう。有権者には新人かどうかは関係ない。国政に必要な人材とみて一票を投じたのである。新人だからといって事業仕分けの担当を外すのは、国会に送り込んだ有権者を無視することと変わらない

 教頭格の山岡賢次国対委員長は「立派な国会議員として成長を」と議員の心得を説いたという。中には研修が必要な急造議員もいるだろうが、140人を超える議員が「お口をそろえてチイパッパ」では、この先の国政が心配になる。

大自在 静岡新聞 2009年10月30日
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by hachiyorenge | 2009-10-30 23:56 | 大自在
互いの歴史や伝統、また芸術や芸能を披露し合って、さらに学んで、享受する・・・ 大自在 八葉蓮華
 日常を彩る文化の集い「第24回国民文化祭・しずおか2009」がきのう、開幕した。<ふじのくに高まる広がる文化の波>とうたって11月8日まで16日間、県内各地で100件を超す催事が繰り広げられる

 県民はもとより、全国から駆けつけた人々が互いの歴史や伝統、また芸術や芸能を披露し合って、さらに学んで、享受することの素晴らしさも確認し合う。過去、現在、そして将来の生活までが描かれて圧巻である

 ネット任せの時流にあって、実際に人々が集って、見て、触れて、感じる機会はそう多くはない。誰もがくぎ付けとなる甲子園の熱闘や、戦後始まった国民体育大会に比べて歴史が浅いとはいっても、それぞれの暮らしを持ち寄って開催地の歓迎にどっぷり浸す意義は大きい

 音楽と国際交流、創作と新たな文化、地域と文化のつながり、温泉文化などのシンポジウムも重ねられる。お茶やグルメも味わい、こどもミュージアムや未来かがく体験、最新のウェブやエコ活動も実体験できる。各地の美術館の応援企画展や立体花博もある

 時代もこれまでの成長や拡大を目標とすることから、幸福で安心・安全な社会生活が強く求められるようになってきている。何にも増して個人の自律と互いの助け合いの精神が肝要とされ、その足場固めとなるのはもっぱら文化力であり、地域力である

 見知らぬ者同士が日常的なコミュニケーションが持てる社会づくり、国籍や年齢など多様な人々が共生できる社会づくりを目指すにも、さまざまな活動が展覧される国文祭は大きなきっかけとなる。県や各市町が地域の特色を打ち出して全国の人々を迎え入れる生涯学習の場をぜひ、のぞきたい。

大自在 静岡新聞 2009年10月25日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2009-10-25 23:56 | 大自在
最優先すべきは、安全向上ではなかった、一度崩れた信用を取り戻すことは難しい・・・ 大自在 八葉蓮華
 ことしは社会派推理小説という分野を切り開いた松本清張の生誕百年記念の年に当たる。清張の代表作に正確な列車ダイヤをアリバイづくりに利用する容疑者と、そのなぞ解きに挑む刑事の心理描写が読者の心をとらえた「点と線」がある

 新幹線も走っていない50年以上前の作品だ。あらためて読み直しても、アリバイに使われる東京駅の場面など、当時から列車ダイヤがこれほど精緻[ち]だとは驚く

 ダイヤをつくったのは、かつては鉄道の世界で「スジ屋」と呼ばれる専門家だが、今はもちろんコンピューター管理の時代である。ただ、どんなに完ぺきな列車ダイヤをつくっても、動かすのが生身の人間である限り、絶対安全はない

 乗客106人と運転士がシ亡した尼崎JR脱線事故(2005年)をめぐって、JR西日本の山崎正夫前社長が、国交省の航空・鉄道事故調査委(現運輸安全委)元委員から公表前の報告書案を受け取り、JR西日本に責任があるとした記述について表現の変更か削除を求めた。「知りたい一念だった」と前社長は釈明した

 あれほどの事故を起こした後でさえ、トップは企業の保身のためにだけ心血を注いだとしかいいようがない。そこに浮かぶのは、なりふり構わぬ人間の姿だ。最優先すべきは、安全向上ではなかったのだろう。意見聴取会の公述人に応募するよう国鉄OBに働きかけるなど会社ぐるみの裏工作も次々に発覚している

 志半ばで人生を断たれた乗客や遺族の思いは、企業擁護の厚い壁にはね返されてしまったようだ。事故調委の元鉄道部会長は「最終報告の内容が曲げられたことはない」と強調したそうだが、一度崩れた信用を取り戻すことは難しい。

大自在 静岡新聞 2009年10月20日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2009-10-20 23:56 | 大自在
第四権力という言葉「メディア競争」速さという点でテレビやインターネット・・・ 大自在 八葉蓮華
 昔、英国で新聞の社会的な影響力が大きくなってきたころ、貴族、聖職者、市民の三つの階級に次ぐ新たな勢力になったという意味で、新聞は「第四階級」と呼ばれた。「第四権力」ともいい、今は司法、立法、行政の三権に対し第四の権力として三権への監視役を期待されている

 歴史的な政権交代を経て、鳩山内閣は官僚主導から政治主導へと、相次いで新政策を打ち出している。旧来の自民党政治の手法を根底から変えようというだけに、各地で反発や波紋が広がっているようだ

 監視役である新聞の腕の見せどころと言ってもいい。政権交代のはざまで、政治に振り回され、悩み苦しむ人々の思いをすくい取る役割がある。そのためには、まず正確な情報を届けなければならない。そこに新聞の“生命線”である信用力が生まれる

 メディア競争で分秒を争ってきた新聞も、速さという点でテレビやインターネットにかなわない。先日、本紙にしばしば投稿されている読者と電話で話をする機会があった。長い時は1時間くらいかけて読むのだという。購読の理由を聞くと、即座に返ってきたのは「信用できるから」のひと言だった。ありがたいと思う

 その信用力の大宗を占めるのは、新聞にとって最も重要な批判機能だろう。批判された権力者が「実態を調べもしないのに」と反論するのは、自分の影響力がそがれ、立場を脅かされるからだ。こうした反論は、新聞の批判機能がさび付いていない証拠でもある

 ただし、第四権力という言葉には、監視の役割だけでなく、新聞がその権力を乱用することへの批判の意味もこめられている。見つめ直したい。きょうから「新聞週間」が始まる。

大自在 静岡新聞 2009年10月15日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2009-10-15 23:56 | 大自在
誕生して約40日「鳩山政権」政治主導に、税金の無駄、天下り根絶、体制の整備・・・ 大自在 八葉蓮華
 本州を縦断した大型の台風18号は、台風の上陸としては2年ぶりだ。とりわけ今年は台風の接近が少なく、気象庁のまとめによれば、9月末までに本土(沖縄除く)へ接近した台風は2個で過去最少タイだった。農業などに恵みの雨をもたらす台風が来なければ深刻な水不足に陥る

 逆に5年前は台風の上陸ラッシュの年だった。10個目の台風上陸の際は「列島は“台風銀座”と化してしまったようだ」と、半ばうんざりした思いで本欄に書いた覚えがある

 「風雨震雷は天地の御政事」という。天地のなすことにさからうことなど、できようはずもない。久しぶりの台風に列島は大あわてだったようだが、せめて被害だけは最少にとどめてもらいたい。誰しも共通の願いだったが、悲しいことにシ傷者も出た。被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げる

 台風の陰に隠れてしまったようだが、きのうは政権交代の大風が吹き荒れた真夏の衆院選後、初の国政選挙である参院補選が静岡、神奈川両県でスタートした。民主党を政権党に押し上げた“熱風”はどうなったのか、気になる選挙である。4氏が立候補した静岡選挙区では台風一過の秋晴れの下、舌戦が繰り広げられたはずだが、それにしては静かな初日だった

 鳩山政権は誕生して約40日。今は政治主導に、税金の無駄、天下り根絶にと、体制の整備に突っ走っている段階で実績はまだない。民主党には、参院を固め安定政権を目指す狙いがある。一方、野党になった自民党は党再生の足がかりにしたいところだろう

 「宴」の後の民意を問う大事な選挙である。期間中、“小型台風”並みの発達を期待したい。すべては有権者の関心度にかかる。

大自在 静岡新聞 2009年10月9日
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by hachiyorenge | 2009-10-09 23:56 | 大自在
名古屋、大阪に続いて東京も「3連敗」スポーツを文化として育てる努力・・・ 大自在 八葉蓮華
 1964年10月10日、東京の空はにわかに晴れて、国民すべての目が集まった。待ちに待った五輪開幕日である。植民地支配から脱したアジアやアフリカ諸国も駆けつけ、最高の93カ国・地域が参加した

 靴を履いた“哲学者”アベベが走り抜け、円谷幸吉が必死に追い掛ける。東洋の魔女に感激し、神永昭夫や猪熊功ら初の柔道に一喜一憂、男子体操の連覇にはこれぞお家芸と喝采[かっさい]…金16はじめメダル29個に中学生だった記者もテレビ画面に大きな声をあげた

 使用フィルムが富士山の40倍にも及んだ市川崑監督の記録映画は「記録か芸術か」論争を呼んで、三島由紀夫が書き残した<すべてのスポーツには、少量のアルコールのように、少量のセンチメンタリズムが含まれている(「別れもたのし」の祭典)>も思い出される。五輪は誰をもひきつけてやまない

 亀倉雄策の巨大な公式ポスターが飾る街には地下鉄やモノレール、ホテル、また新幹線、高速道が矢継ぎ早に建設されオリンピック景気に沸いた。洗濯機、冷蔵庫と並ぶ“三種の神器”テレビはカラー化、衛星技術も駆使して「テレビ・オリンピック」とも呼ばれた

 戦後復興を成し遂げた証[あか]しとされてアジアで初、国家プロジェクトと位置付けた東京五輪開催費用は281億円。国立競技場とともに連合軍に接収されていた広大なワシントンハイツは体育館や選手村に整備されて今、代々木公園として憩いの場になっている

 52年ぶりのスポーツの祭典開催はお預けとなった。名古屋、大阪に続いて3連敗、150億円を上回る招致経費は使い過ぎとの批判も出るが、何より敗因はスポーツを文化として育てる努力が足りなかったのだろう。

大自在 静岡新聞 2009年10月4日
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by hachiyorenge | 2009-10-04 23:56 | 大自在
派閥の影響力を一切排除する「再生への八策」派閥間の締め付け・・・ 大自在 八葉蓮華
 左ひじに加えて右ひざも傷め、「本当にギリギリまできていた」という。文字通り、剣が峰に立たされていた。結果次第では進退を問われかねない場所だった。が、土壇場で踏みとどまり、横綱・朝青龍が4場所ぶりに優勝した

 土俵上のガッツポーズが、相撲道にもとる―とひんしゅくを買ったのは当然だが、雌伏の時を乗り越え、成し遂げた復活優勝は見事といわざるを得ない。朝青龍は土俵際まで追い込まれながらも徳俵に足をかけ、盛り返してみせた。では、こちらはどうなろう

 1カ月前の総選挙で惨敗し、野に下った自民党がきのう総裁選を行い、24人目のリーダーに谷垣禎一氏を選んだ。自民党総裁選といえば、そのまま日本の総理大臣を選ぶ選挙だったが、今回は違った。野党第1党の党首に就任した新総裁の下、再起を図ることになった

 谷垣氏は64歳。知性派で堅実といわれ、スマートな印象を与えるが、熱血漢でもある。9年前の“加藤の乱”で、当時の森内閣不信任案に投じようとする派閥会長の加藤紘一氏を「あんたが大将だから」と泣きながら制止した逸話を持つ

 自民党は敗戦後、「再生への八策」をまとめ、その中に派閥解消を進め、党運営への派閥の影響力を一切排除することを盛り込んだ。ところが、谷垣新総裁は派閥の領袖であり、今回の総裁選も派閥間の締め付けや分断工作の横行が指摘されている。こうした現実とのかい離が埋まらない限り、再生は空念仏に終わる

 朝青龍はけがを集中力で克服して15日間を乗り切り、賜杯を奪回した。有権者の注視する“土俵”は、小手先のごまかしは利かない。知性派であり、熱血漢でもある新総裁の手腕が問われる。

大自在 静岡新聞 2009年9月29日
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by hachiyorenge | 2009-09-29 23:56 | 大自在