髻中宝珠の八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
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 「髻中宝珠の譬え(頂珠の譬え)」(安楽行品第十四) 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge 創価仏壇
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映画は多種多様な文化や価値観を知るための扉、反感も共感も見ればこそ・・・ 凡語 八葉蓮華
 終盤、棒で突かれたイルカの血で海が赤く染まる。和歌山県太地町のイルカ漁を記録した米国の映画「ザ・コーヴ(入り江)」を見た。「秘密の入り江」で行われる残酷なサツりくを暴くという筋立てだ

 反捕鯨活動家は正義、漁師は悪との構図が貫かれる。地元側が撮影を拒んだため隠し撮りの手法が取られる。「事実誤認」「肖像権の侵害」との地元の抗議で、日本上映では漁師らの顔をぼかし、意見の対立点に字幕で説明を入れる配慮をした

 ところが、映画を「反日的」とする団体からの糾弾を受け、全国で上映中止が相次いだ。来月3日公開の京都シネマ(京都市下京区)も、自粛要請を受けた。2年前、話題作「靖国」を扱ったが、ネット抗議は初めてだ

 「既に多くの国で上映されており、京都の観客が見る機会を奪いたくないだけ」と神谷雅子代表は言う。「賛否両論あるが実際はどうなのか。まず、自分で確かめないと議論も批判もできない」

 映画の後味は正直、悪かった。しかし、アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞など海外での高い評価を考えれば、特に欧米の人々が「捕鯨国・日本」をどう見ているかを知る手がかりになる

 反感も共感も見ればこそだ。その先は、内容の真偽を自ら調べ、意見を戦わせたい。映画は多種多様な文化や価値観を知るための扉だ。どれを選び、開けるのか。そんな観客の自由を侵してはならない。

凡語 京都新聞 2010年6月26日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2010-06-26 23:56 | 凡語
激辛ブーム「トウガラシ讃歌」日本の食卓もやがて真っ赤に染まる・・・ 凡語 八葉蓮華
 トウガラシには不思議な魔力があるらしい。アメリカ原産だが、大航海時代の短期間で世界中に広がった。トウガラシに関する世界各地の食文化をまとめた「トウガラシ讃歌(さんか)」(八坂書房刊)には、真っ赤で辛そうな料理が数多く紹介されている

 編著者は国立民族学博物館名誉教授の山本紀夫さんで、「マイナーな作物に光を当てたかった」という。ジャガイモの起源やアンデスの民族学研究で知られるが、かつて博士論文のテーマにしたのはトウガラシだった。執筆は、写真家やシェフ、民族学者らが分担した

 カレー料理のインド、キムチや唐辛子みそがある韓国、トムヤムクンなど辛い料理で有名なタイあたりは想定できる。が、激辛の世界はさらに奥が深い

 ヒマラヤ山中、ブータンはトウガラシが野菜扱いで消費量世界一を自負する。イタリア南部・カラブリアの人たちは、旅行にもトウガラシの粉を持ち歩く。エチオピアにはコーヒーの青葉とトウガラシを使った飲料も…

 日本には16世紀に伝来したらしい。薬味にされる程度で料理の主役ではなかったが「近年は辛い料理がじわじわ広がっている」(山本さん)

 向日市で昨年始まった「京都激辛商店街」はすっかり定着し、激辛の刺激を求めて観光客が訪れている。トウガラシが栽培されていないモンゴルなども近年は激辛ブームだとか。日本の食卓もやがて真っ赤に染まるかも知れない。

凡語 京都新聞 2010年6月21日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2010-06-21 23:56 | 凡語
賭け事で女房を泣かす「人生を賭ける」むなしさが募る・・・ 凡語 八葉蓮華
 賭け事で女房を泣かす芸の道。地でいく落語家は数あれど、月亭可朝さんの右に出る人はいまい。競馬、競輪、競艇、マージャン、ポーカーなど百般、参院選出馬の大ばくちはその最たるものだ

 野球賭博で逮捕された時、「暴力団の資金源になるからいけない」と諭す取調官に言ってのけた。「わしは勝っとるから暴力団から吸い上げとる。表彰してほしいくらいのもんや」。吉川潮さんの「完本・突飛な芸人伝」(河出書房)で知った

 だが、国技となると次元は全く違ってくる。29人が野球賭博への関与を申告した。現役力士に交じって範を示すべき親方衆も手を染めていた。「構造汚染」の文字が浮かぶ。なのに日本相撲協会はまたもピリッとしない

 否認一転、告白という失態を演じた琴光喜関への風当たりは強い。それも大関という地位ゆえ。ただ、当初の沈黙は暴力団関係者に脅され、身重の妻らを案じてのことという。そんな人間を金づるにしたやからこそ憎い

 さて、可朝さん。さすがに野球賭博はやめたが、先ごろも女性問題でお縄になった。それとて賭博と遊興に身をやつした男を描く十八番「算段の平兵衛」には肥やしなのだろう。だが角界は別だ

 「賭博のなかで最大のものは『人生を賭けること』だ」と、競馬を論じ続けた寺山修司は言う。琴光喜関はそんな覚悟もなく、相撲人生を失ってしまうのか。怒りと、むなしさが募る。

凡語 京都新聞 2010年6月16日
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by hachiyorenge | 2010-06-16 23:56 | 凡語
「世界平和度指数」(GPI)日本は世界で3番目に平和な国・・・ 凡語 八葉蓮華
 日本は世界で3番目に平和な国-そんな国際調査の結果が先日の夕刊で報じられた。3年前から発表されている「世界平和度指数」(GPI)調査だ

 GPIは豪州の社会起業家が創設した。英経済誌エコノミスト系の調査機関など、専門家が国際比較をし、詳細はインターネットでも公表している。何を基準に平和度を測っているかを見ると-

 対外紛争や国内のサツ人発生率、テロの危険性や銃器の身近さ、軍事費など計23項目が比較対象に。政治の安定や人権の尊重、国連の平和活動への寄与も含まれる。判定には、報道の自由や教育、男女同権の程度、平均寿命なども考慮されている

 調査対象149カ国の順位は興味深い。1位のニュージーランドや北欧諸国はトップ10の常連。最下位がイラク、次が北朝鮮なのは納得だ。米国は85位にすぎないが隣国カナダは14位と高い。社会保障や安全保障政策の差が平和度に表れている

 W杯開催地の南アフリカは、全体では121位だが、個別項目では心配なデータが多い。中でも凶悪犯罪の危険性はトリニダード・トバゴに次ぐワースト2位。厳戒態勢下のW杯となるゆえんだ

 翻って日本の場合、世界がうらやむ平和国家であることにもっと自信を持ってよさそうだ。その上で、自サツ者の減少や雇用拡大、財政、外交政策の立て直しなどを地道に行うことだろう。悲観論を排し平和国家を推進する方向で。

凡語 京都新聞 2010年6月11日
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by hachiyorenge | 2010-06-11 23:56 | 凡語
政治の世界は厳しいが、甘い。成果がなくても言い訳が利く・・・ 凡語 八葉蓮華
 東京工業大で応用物理学を学んだ菅直人氏は学生時代、マージャン点数計算機を発明した。特許も取り、試作品を企業に持ち込んだが売れず、起業の夢はあきらめた-とかつて若者たちに語っている

 セールス体験はしかし、政治家としての行動規範の礎になったという。「政治の世界は厳しいが、甘い。成果がなくても言い訳が利く」「ビジネスは違う。大きなことを言っても、1台も売れなければ誰も信用しない」

 その菅氏が言葉の責任を誰より問われる首相に決まった。市民活動から、3度の落選を経て政界入り。社会市民連合を振り出しに、非自民政権樹立を目指し33年かけて獲得した政権で、頂に立つ

 行動力が身上。厚相時代、薬ガイエイズ問題解決に自ら動いた。当時から官僚は「天敵」だ。著書の「大臣」(岩波書店)で、大臣就任会見の懇切丁寧なあいさつ文を渡された体験を「官僚が敷いた路線に乗る最初の罠(わな)」と苦々しく紹介している

 昨秋の政権交代を「官僚主権から真の国民主権への転換」と意気込んだ。しかし野党時代にさえた弁舌は湿りがち。天敵排除ばかりでは、政治主導が立ち行かぬもどかしさも痛感したことだろう

 決定間なしだが、実行なき甘言にしばらく目をつむる余裕は今、国民にない。草の根の魂とセールスマンの厳しさ、そして度量。持ち味に苦手克服の努力を加え、荒海を行く日本丸のかじを握ってほしい。

凡語 京都新聞 2010年6月5日
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by hachiyorenge | 2010-06-05 23:56 | 凡語
清流を生み出している原生林が近年、環境の激変に悩まされている・・・ 凡語 八葉蓮華
 日本海に流れ込む由良川の最上流にある南丹市の美山川。全国でも知られた清流で、来月13日に待望のアユ漁が解禁される

 この清流を生み出しているのが芦生原生林。年間降水量は2300ミリ以上で、京都市内の約1・6倍にも達している。現在は一帯約4200ヘクタールを、京都大が研究林にし、半分は人手が入っていない天然林といわれる

 その原生林が近年、環境の激変に悩まされている。先日、地元の人に山中の写真を見せてもらった。かつては地面を覆っていたササがすっかりなくなり、地肌がむき出しになっていた。これでは、降った雨は十分に地中に吸い込まれることなく川に流れ込む

 長年、川面を見てきた美山漁協参事の寺坂進男さん(54)は「10年ほど前から水の濁りが目立つ。雨が、そのまま砂とともに上流から流れてくる」と心配する

 ササがなくなった原因として、地域の人たちが口をそろえるのが、シカによる食害。温暖化による雪の減少が影響し、シカが厳しい冬場を生き抜き急増しているとみられる。「シカは以前から一定数いたが、生存数のバランスが崩れたことが食害につながっている」と京大の森林研究者はみる

 2年前には美山川のアユが全国から集まった「清流めぐり利き鮎(あゆ)会」で準グランプリに輝いている。美山の清流を、アユを後世に引き継ぐためにも、温暖化につながる私たちの生活を点検しなければならない。

凡語 京都新聞 2010年5月31日
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by hachiyorenge | 2010-05-31 23:56 | 凡語
総理の辞め方「明鏡止水」結果責任による辞任、流れに逆らえない辞任・・・ 凡語 八葉蓮華
 「明鏡止水(めいきょうしすい)の心境だ」と言い残して1956年に首相の座を降りたのは、鳩山一郎氏である。日ソ共同宣言で、国交正常化を成し遂げた直後のことだ。宣言によって抑留者の帰還や日本の国連加盟が決まった。言葉から達成感があふれる

 「荘子」の一節にある明鏡止水は、一点の曇りもない鏡や静止した水のように澄み切った様子だ。あの勝海舟が「氷川清話」で、政治や外交に臨む際の心構えとして引用した

 出処進退では鳩山氏のようにありたい。「総理の辞め方」(本田雅俊著、PHP研究所)は「美しき辞任」と評価する。しかし、ほかには「結果責任による辞任」や「流れに逆らえない辞任」など、よくないパターンもあるという

 「必ずやります。うそをつきません」としながら、政治改革関連法案の成立を断念した宮沢喜一氏は、発言の責任を問われて政権を明け渡した。辞め方としては、後者に分類されよう

 記憶に新しいのは安倍晋三氏だ。参院選惨敗後もしばらく居座ったが、結局は辞任した。「職を賭す」としていたインド洋での自衛隊給油活動の延長にも、めどをつけられなかった

 一郎氏の孫の由紀夫氏は、地元、米国、連立3党の合意による普天間問題の月内決着に職を賭したはずだ。明鏡止水の心境にあれば、「最低でも県外」としていた移設先を「できる限り県外」と言い換えられまい。祖父なら言おう。せめて潔く、と。

凡語 京都新聞 2010年5月26日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2010-05-26 23:56 | 凡語
「里親ってなんだろう」実親と暮らせない子どもたち・・・ 凡語 八葉蓮華
 包み込むような笑顔。白ひげのお父さん。潤んだひとみのお母さん。少しでも長く、一緒にいたいと思うだろうな。しかられた後は、ぎゅっと抱きしめてくれるかな

 「名物里親」の松山清さん(67)と靖子さん(62)夫妻に会いたくて兵庫県明石市に出掛けた。養育里親になって27年。実子3人と里子7人を育ててきた。今は里子姉妹と暮らしている

 このほど絵本仕立ての「里親ってなんだろう」(あいり出版)を出した。制度などの解説は京都市出身の田中希世子神戸親和女子大講師らが著した。中学生をはじめ幅広い世代に読んでもらうのが願いだ

 里親を続けてこられた力の源は何だろう。清さんは朝、小学校の通学路に立つ。日々成長する子どもたちとの声の掛け合いが楽しくて。靖子さんは小学生の時に父を病で亡くし、近所の人のやさしさに支えられた。他者とつながることの喜び、夫婦仲の良さも見逃せない

 実親と暮らせない子どもたちは、里親のもとで愛情を試す行為をする。そのため家族は一時期揺れるが、清さんは「乗り越えた時は苦労を補って余りある境地があります」と語る。初めて預かった男子高校生は成長して結婚し、実子と里子を育てている

 松山さん夫妻が大事にはぐくんできた種が今、大きく花開いている。里親の登録はピークの1960年代より減っている。家庭のぬくもりを多くの子どもたちに味わってほしい。

凡語 京都新聞 2010年5月21日
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by hachiyorenge | 2010-05-21 23:56 | 凡語
基地問題は日本全体の問題、掛け声ばかりで進まない・・・ 凡語 八葉蓮華
 38年前、新生沖縄県は梅雨空の下でスタートした。1972年5月15日付本紙夕刊によれば、午前0時とともに全島で本土復帰を告げるサイレンが鳴り、那覇市では政府主催の式典が行われる一方、抗議デモが繰り広げられた

 雷雨は収まったが、商店街に掲げられた日の丸の旗は、雨に打たれて垂れ下がったとある。期待と不安の中で「ユーガワイ」(世替わりを意味する沖縄の言葉)を迎えた県民の複雑な胸の内が、当時の紙面から伝わる

 38年たったきのうも雨雲が沖縄全島を覆った。同じ雨でも沖縄の季語にある「うりずん」と呼ばれる4月ごろの、しっとりとした慈雨とは異なる。今もなお解消されない過重な基地負担を象徴するかのようだ

 基地の整理縮小は掛け声ばかりで進まない。沖縄経済を支えてきた観光業も伸び悩む。鳩山由紀夫首相が繰り返した米軍普天間飛行場の「県外移設」発言が、いたずらに県民に期待を抱かせただけで終わるとしたら罪深い

 本土復帰後、初代知事を務めた屋良朝苗さんは生前、基地の現状維持を前提とした返還協定を憤り「沖縄県民の気持ちをふみにじるものだ」と、日記に書き残した。前知事の稲嶺恵一さんも「基地問題は日本全体の問題だ」と訴える

 この38年間、わたしたちは沖縄県民の怒りや痛みをどれだけ理解し、分かち合おうとしたか。それを抜きに、沖縄に本当の梅雨明けが訪れる日は遠い。

凡語 京都新聞 2010年5月16日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2010-05-16 23:56 | 凡語
絶妙なバランスが崩れれば「愛鳥週間」みんなちがって、みんないい・・・ 凡語 八葉蓮華
 ふとした香りや音は季節感を呼び起こす。例えばせっかちな夏日にやかれ、むせるような草いきれがそう。早朝からかまびすしいオオヨシキリも初夏を告げる。愛鳥週間がきのう始まった

 ヨシ原に住み「ギョギョシ、ギョギョシ」の鳴き声から「行々(ぎょうぎょう)子」の異名を持つ。その仰々しさも、縄張りをより広く雌にアピールするが故。〈月やさし葭切(よしきり)葭に寝しづまり 松本たかし〉。一夜ごとに暑さが増す時だ

 琵琶湖などでは復元も進むが、全国的にはヨシ原が減り、繁殖に影響が出ている。住の危機は食と直結する。ハエなどの虫や水生昆虫は土壌や水質と深くかかわるからだ

 絶妙なバランスが崩れれば、子は栄養を十分に与えられず、巣立ちはしても東南アジアまでの数千キロの渡りには耐えられない。日本鳥類保護連盟専門委員の西台律子さんは「オオヨシキリは、ツバメとともに『生物多様性』の象徴」と指摘する

 人間本位で言えば、生物多様性を自然の恵みとして受け取っている。海や陸の幸ばかりではない。それは宗教や科学、芸術も生んだ。森林資源は木や紙の文化を育て、その光合成や呼吸が大気の成分を整え、水も蓄える

 一つ一つの種は失われれば再生しない。だからこそ、生命の尊厳は揺るぎない。「すずと、小鳥と、それからわたし、みんなちがって、みんないい」と詩人の金子みすゞが歌ったように、冗舌なオオヨシキリもいい。

凡語 京都新聞 2010年5月11日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2010-05-11 23:00 | 凡語