髻中宝珠の八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
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 「髻中宝珠の譬え(頂珠の譬え)」(安楽行品第十四) 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge 創価仏壇
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日本人の力士同士の対戦としては久しぶりに観客が沸く・・・ 凡語 八葉蓮華
 筋書きのないドラマは、大相撲にも当てはまるようだ。それにしても初場所3日目、大関魁皇と関脇千代大海の取組は「明暗」を分けたといった言葉では言い表せそうにない

 少年のころは気が弱く、優しくて力持ちの魁皇関。けんかが強く暴走族を率いたこともある千代大海関。好対照にみえるが、大関として長年にわたって支え合い、土俵を盛り上げてきた仲だ

 その2人による54回目の対戦は、片や幕内通算で歴代最多の勝ち星がかかれば、こなた大関返り咲きに望みをつなげることができるかどうかの大一番。日本人の力士同士の対戦としては久しぶりに観客が沸くのも当然だった

 結果は、豪快な送り投げで魁皇関が快勝。元横綱千代の富士(現九重親方)の記録を抜く808勝目をあげた。千代大海関は一夜明けたきのう、負け相撲を映すテレビのVTRを何度も見て、引退を決意したという

 期待されながら共に、けがなどで横綱には手が届かなかっただけに通じることが多かったのか。思い切って取るのが一番と言いつつも、裏返しになった相手が立ち上がるのを待ち、腰にそっと手を回す気遣いをみせた魁皇関

 自分へのコメントを控えた配慮にも感謝し、引退は「ここしかない。(最後が)魁皇関で良かったかな」と千代大海関。思いは胸にしまい込み、記録更新と親方の別々の人生が始まる。ふがいない大関陣の見方を変えるとしよう。

凡語 京都新聞 2010年1月13日
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by hachiyorenge | 2010-01-14 23:56 | 凡語
太陽の塔「ベラボーなもの」人類は進歩などしていない・・・ 凡語 八葉蓮華
 あの人なら、この時代をどう語るだろう。今ほど肉声が聞きたいと思ったことはない。岡本太郎さんが逝って、きょう7日で14年。大阪万博で「太陽の塔」が6400万人もの目をくぎ付けにしてから、今年で40年になる

 時は高度成長の絶頂、万博は勤勉な労働力に向け「人類の進歩と調和」をうたう格好の機会だった。「お上のお先棒を担ぐなんて」と周囲は猛反対。そこが太郎さんらしい。そんなに言うならやってやろうと引き受けた

 進歩を誇るべく、地上30メートルに大屋根を造る計画が固まっていた。模型を見るうちに、それを突き破る「ベラボーなもの」、70メートルの人間像が浮かぶ。システムに組み込まれ、全体性を失った現代人へのアンチテーゼだった

 人類は進歩などしていない。太郎さんが、ど真ん中で万博に突きつけた「ノー」に、観客は共鳴する。「命を質に置いても来てよかったねぇ」。あるおばあさんのつぶやきは太郎さんを喜ばせた

 空間メディアプロデューサーの平野暁臣さんによると、太陽の塔は「万博史に刻まれた唯一の異物」(「岡本太郎」PHP研究所)だそうだ。皮肉にもそれだけが残った

 太陽の塔はきょうも変わらず、流れる雲を見つめているだろう。「平気で己を開き、野放図にふくらむ精神が現れてきたら…私の万国博への賭けは大成功だ」と、全存在をぶつけた太郎さん。あの覚悟に、時代はまだ追いつけない。

凡語 京都新聞 2010年1月7日
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by hachiyorenge | 2010-01-08 23:56 | 凡語
古き良き時代「幸せにナッテオクレヨ寅次郎」おっ、いいじゃあねえか・・・ 凡語 八葉蓮華
 ことしは十二支の寅(とら)年だ。とら、トラ、虎…と考えていたら、フーテンの寅さんを思い出した。かつて正月休みの楽しみといえば、映画「男はつらいよ」シリーズだった

 車寅次郎役は故渥美清さん。淡い恋の物語があり、ぶらりとまた旅に出る。言葉は投げやりだが、心はあったかい寅さん。待っている妹夫婦や、おいちゃん、おばちゃん、御前様も魅力があった

 役者として国民栄誉賞を受賞した渥美さんが、俳句を作っていたのを知る人は意外と少ないのではないか。俳号は、その名もずばり「風天」。このほど出版された「渥美清句集 赤とんぼ」(本阿弥書店)に自由律の223句が収められている

 1月の句会から引いてみる。「はつ電話笑顔のままで受話器置き」。おっ、いいじゃあねえかと声が聞こえてきそうだ。「いみもなくふきげんな顔してみる三が日」「初句会今年もやるぞ!ヤケッパチ」の句もある映画は京都や滋賀も度々ロケ地となり、特別篇を除くと全48作品。いまも時折、テレビで放送されている。見入ってしまうのはなぜだろう。古き良き時代だけではない人生の真実が含まれているからに違いない

 現代は、人と人とのつながりが希薄になってきている。いたわり助け合う世の中をなんとしても取り戻したい。家族のきずなを強めたい。寅さんが妹を思う気持ちを込めた句がある。「さくら幸せにナッテオクレヨ寅次郎」

凡語 京都新聞 2010年1月3日
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by hachiyorenge | 2010-01-03 23:56 | 凡語
京の魅力を伝える1200年前の都「平安京ミュージアム」構想・・・ 凡語 八葉蓮華
 京の魅力は社寺にとどまらない。伝統産業や芸能、山紫水明と形容される自然を加えても足りない。祭りや暮らしの中に息づく精神文化ともう一つ、目に見えない遺跡がある

 市中心部は平安京跡と重なる。1200年前の都が地下に眠っているわけだ。京都市埋蔵文化財研究所の発掘調査で見つかった遺構が、往時の姿をほうふつさせる一方で、成果が十分に活用されているとは言い難い

 もったいないと思っていたら、どんぴしゃの催しが市内であった。市考古資料館30周年記念「考古遺産を未来に生かす」講演会だ。基調講演で上田正昭京大名誉教授は遺跡の保存と放置は別、活用することが大切と強調した

 続く座談会には村井康彦市美術館長、川上貢埋文研所長が加わり、司会は井上満郎市歴史資料館長と、京の碩学(せきがく)がずらり。建物復元や平安京の復元模型制作時のエピソードなどが披露された

 村井さんが膨大な発掘調査の成果を生かすため「平安京ミュージアム」をつくったらどうかと提案すれば、上田さんも、過去を知り、現在、そして京都の未来を見極めるためにもいいこと、と応じた

 箱モノをつくるのではなく既存施設を利用する手もある、展示方法にひと工夫要るなど具体的な話も出て、会場を沸かせた。重層的な京の魅力を伝える平安京博物館構想-。よく考えてみたら、これまでなかったことの方が、不思議なくらいではないか。

凡語 京都新聞 2009年12月23日
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by hachiyorenge | 2009-12-23 23:56 | 凡語
「無駄ってなんだろう」史上最大の95兆円に膨れ上がる概算要求・・・ 凡語 八葉蓮華
 慧眼(けいがん)に出会うことがある。昨年、リーマン・ショック前の6月に、内閣府の月例経済報告は「景気回復は足踏み状態にあり、一部に弱い動きがみられる」としていたが、これに対し「遅くとも3月には後退に入った」と断言する人がいた

 学習院大経済学部の岩田規久男教授だ。景気動向指数の構成要素をうまく組み合わせて判断する「イワタ流」を説明しながら、言及した(「景気ってなんだろう」筑摩書房)

 後に起きた金融危機、世界同時不況をみると、その慧眼には敬服せざるを得ない。そして今年は与謝野馨前財務相の言辞に、同様の思いを抱くことになった

 昨年4月に出版された「堂々たる政治」(新潮社)の中で、「財政問題は、何兆円単位の収支である。無駄を省けばいいという議論は、本質的に成立しない」と言い切り、民主党を批判した

 皮肉なことに政権交代、自民党下野によって、これを証明する機会が訪れた。大詰めを迎えた新政権の予算編成。省庁の概算要求が史上最大の95兆円に膨れ上がる一方、事業仕分けまでした行政刷新会議の削減要求は7千億円足らずにとどまった

 前財務相は「『無駄をなくせば大丈夫』式のことを言う政治家は怪しい人」とも指摘した。「大統領と信頼関係を構築することが第一歩」と発言、迷走する鳩山由紀夫首相の姿が重なる。いまこそ、慧眼を備えた人の意見について聞く耳を持つべきだ。

凡語 京都新聞 2009年12月18日
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by hachiyorenge | 2009-12-18 23:56 | 凡語
今年の漢字「新」再出発の思いを込めた揮毫・・・ 凡語 八葉蓮華
 今年ほど新鮮な驚きに出くわした年も珍しい。歴史的な政権交代と、矢継ぎ早の政策転換。事業仕分けなど、これまで見たことがなかった新しい政治の風景が国民の目前で展開されている

 今年の世相を1文字で表す漢字に選ばれたのは「新」。なるほど、そうだ。不況が続き、生活は苦しくなるばかり。明日への希望が持てる新しい時代が到来することを願う人々の願いが、この字に託されているのだろう

 ほぼ100日の“ハネムーン”期間がたち、もたつきが目立つ新政権に迷走の「迷」や、波乱の「乱」が突きつけられなかったのは幸いだ。行政刷新に本気で切り込めるか注目しよう

 「新」といえば、全国で始まった国民参加の裁判員裁判は司法制度が生まれて以来の大改革だ。6月にパンデミック(世界的大流行)が宣言された新型インフルエンザも、いまだ猛威は衰えない。陸上短距離のボルト選手の世界新記録連発も忘れられない

 「今年の漢字」を主催する日本漢字能力検定協会は前理事長らの不祥事で揺れた。例年通りに漢字の発表を開催することが決まったとき、清水寺の森清範貫主が心境を問われて挙げた漢字も、「新」だった。再出発の思いを込めた揮毫(きごう)だったろう

 阪神大震災があった1995年の「震」から数えて15回。倒、毒、災といった暗いイメージの字が多かった。来年は幸や福、笑など明るい漢字が書ける年にしたい。

凡語 京都新聞 2009年12月12日
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by hachiyorenge | 2009-12-12 23:56 | 凡語
夢の舞台・甲子園。その名を冠した高校生たちの全国コンクールが随分と増えてきた・・・ 凡語 八葉蓮華
 全国の高校球児たちの夢の舞台・甲子園。その名を冠した高校生たちの全国コンクールが随分と増えてきた。今やブームといってもいいかもしれない

 ポピュラーなものでは、高知県などが1992年から始めた「まんが甲子園」や、愛媛県松山市で98年から開かれている「俳句甲子園」がある。石川啄木のふるさと岩手県盛岡市では、3年前から「短歌甲子園」を始めた

 きこりや木地師ら森とともに生きてきた人々の技や心を取材する「森の“聞き書き甲子園”」や、金融と経済に関する知識を競う「エコノミクス甲子園」などは、知る人ぞ知る甲子園だろう

 今年はさらに、いけばな発祥の地の京都でも、池坊華道会のいけばなコンクール「花の甲子園」が産声をあげた。全国の高校の華道部で同会のいけばなを学ぶ生徒が、制限時間の中で独創性やチームワークを競う大会である

 生活習慣の変化などでいけばな人口が漸減する中、華道文化のすそ野を広げていきたいと約600校を対象に企画。準備期間が短かったにもかかわらず、全国から多数の学校が参加した

 文化系の部活動は、運動系に比べてスポットライトが当たる機会が少ないだけに、こうした試みは部員たちの励みにもなろう。ある華道部員は、決勝に出たことで自分たちの活動が初めて学校通信に取り上げられたと喜んでいたそうだ。一時の流行に終わらせたくない取り組みである。

凡語 京都新聞 2009年12月7日
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by hachiyorenge | 2009-12-07 23:56 | 凡語
ナショナル・ミニマム「読み、書き、算数」子どもが学力不足のまま卒業・・・ 凡語 八葉蓮華
 劇作家で、文明史家としても知られる山崎正和さんは、中央教育審議会(中教審)の会長も務めた。その際、心の中で「これだけは実現を図りたい」ことがあったと話している

 それは小学校や中学で最低限必要な「ナショナル・ミニマム」を定め、習得しないと上の学校に進めないようにすることだった。もっとも、現実の中教審には、そんな抜本的な改革を取り上げる空気はなく、正式議題には上がらなかったという

 背景には強い危機意識がある。大学の工学部で分数の足し算ができない学生がいる話は知られているが、「常用漢字が読めない文化系学生がいる、という話も聞いた」と山崎さんは話す。その元をたどれば小学校教育まで行き着くというわけだ

 教育界では小学校で3割、中学で5割、高校では7割の子どもが学力不足のまま卒業してしまうと以前からいわれてきた。それが“全入時代”の大学に反映されている今日、高校の授業料無料化に膨大な予算を投入するぐらいなら…というのが山崎さんの思いのようだ

 では、小学校のナショナル・ミニマムとは何だろう。詰まるところそれは「読み書きそろばん(算数)」で、実は古代ギリシャの時代も同様であった、と山崎さんは語る

 教育が大きく変わる時代に「読み、書き、算数」をもう一度、根幹に据えてはどうだろう。小手先の調査や改変で済む時期はとうに過ぎているのだから。

凡語 京都新聞 2009年12月7日
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by hachiyorenge | 2009-12-02 23:55 | 凡語
「共感し合う社会の大切さ」一輪の花を手渡すように勇気を与えることができれば・・・ 凡語 八葉蓮華
 一冊の本を手にとる。石川啄木の短歌から一部ひいたタイトル「友がみな我よりえらく見える日は」(学陽書房刊)。話を聞きたいと思っていた著者の上原隆さん(60)に会った

 「つらいことや悲しいことがあり、自尊心が失われて自分が道ばたの小石のように思えた時、無価値だと感じた時、人はどうやって自分を支えていくのだろうか」。これがこのノンフィクション・コラムの主題だ

 市井の人たちが実際に遭遇したり、経験した日常の出来事が淡々と書いてある。取材相手の心情や当時の情景が眼前に浮かぶ。執筆の背景には上原さん自身の挫折が底流にある

 立命館大を卒業してPR映画制作会社に入った。作品はいくつか撮ったが、本当にやりたかったのは記録映画の監督。しかし、才能に見切りをつけ、営業担当に回った。生活費を失うことを恐れる「臆病(おくびょう)な自分」。営業を続けながら、ペンを持って人に会い、文を書いて心の支えにした

 26日は「ペンの日」だった。日本ペンクラブが1935年のこの日に創立されたのを記念して定められた。ペンは詩や小説、評論などを通して言論、出版、文化を担っている

 時に権力の不正や横暴に立ち向かう役割もある。あわせて、人生の哀歓をすくい上げ、道行く人に一輪の花を手渡すように勇気を与えることができれば、どんなにいいだろう。上原さんは「共感し合う社会の大切さ」を語った。

凡語 京都新聞 2009年12月2日
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by hachiyorenge | 2009-11-27 23:55 | 凡語
「古里で普通に暮らしたい」住民の願いでさえかなわないまちの疲弊・・・ 凡語 八葉蓮華
 「僕は感動しました」。7年前、映画「たそがれ清兵衛」で初めて長期に滞在した太秦(京都市右京区)の風土について聞いた時、山田洋次監督は言った

 「撮影所近くの商店街に、です。豆腐屋、そば屋、定食屋、一通りそろう。喫茶店で朝、常連客が新聞を読む。もう、こんな街は日本に少ない。観光地ではない京都の姿を地元総動員で撮りたい」

 それが実現した。佳境を迎えた「京都太秦恋物語」のロケ現場を訪ねた。若者がてきぱきと撮影の準備をする。立命館大映像学部の学生22人が助監督や撮影、照明など各分野で助手として働く

 山田さんは、大学と松竹が提携した2年前、客員教授に招かれた。着任時「実践が大事だ。僕も大船の現場で学んだ。題材はある」と示したのが太秦物語だ

 1年目の昨年、学生は商店街に密着。商いと家族の生活を映像に収め、構想に肉付けした。これを参考に山田さんらが脚本を執筆、今秋撮影が始まった。「失敗したら腹を切る。映画は興行で成功しないとだめ」。監督の言葉に学生気分は吹き飛んだ

 伝えたいのは映画産業の厳しさだけではない。山田さんは長年全国を歩き、「古里で普通に暮らしたい」という住民の願いでさえかなわないまちの疲弊を見てきた。そんな人々に寄り添い、エールを送ろう。学生との日々をいとしむ表情が、映画監督としての自身の原点を見つめ直しているようにみえた。

凡語 京都新聞 2009年11月22日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2009-11-22 23:56 | 凡語