髻中宝珠の八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
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 「髻中宝珠の譬え(頂珠の譬え)」(安楽行品第十四) 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge 創価仏壇
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カテゴリ:卓上四季( 23 )
「ほめ言葉のシャワー」 自分へのほめ言葉を探す・・・ 卓上四季 八葉蓮華
「ほめ言葉のシャワー」 自分へのほめ言葉を探す・・・ 卓上四季 八葉蓮華

 「がんばっているね」。そう言葉をかけられ、女性が涙ぐんだ。育児や家事に奮闘している自分を周囲が認めてくれていると感じたから。石川県津幡(つばた)町の主婦水野スウさんと長女で兵庫県西宮市の編集者中西万依さんが作る冊子「ほめ言葉のシャワー」に出てくるひとコマだ

 水野さんは万依さん出産後、二十五年ほど前から母親仲間と子育ての悩みなどを語り合ってきた。その活動が広がり、今は招かれて各地で講演などをこなしている。会場で決まってこう切り出すという。「自分が一番、かけてほしい言葉って何?」

 自分へのほめ言葉を探すことで本当の自分を理解できて、相手への思いやりにもつながる。それがコミュニケーションの基本と考えているからだ。そうして集まった言葉を万依さんが編集してA6判八十ページに仕上げた

 「産んでくれてありがとう」「生まれてきてくれてありがとう」。素直に語り合う親子。「いいこと言うね」。職場で上司が評価を口にする。相手を認めて、自分も認められる人間関係はあったかい

 講演参加者の希望で生まれた冊子は昨年六月からインターネットで注文を受けると、半年で四千五百冊が売り切れた。企業の人員削減が広がり、凶悪事件も相次ぐ。世の中が寒々しい

 「冊子に注文が来るのは、息苦しさの裏返し」。水野さんはそう話しながら願う。シャワーで閉塞感(へいそくかん)を洗い流せたら。

卓上四季(1月6日) 北海道新聞

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by hachiyorenge | 2009-01-06 23:05 | 卓上四季
「国会の合間なぜ今」護衛艦をソマリア周辺の海域に派遣する・・・ 卓上四季 八葉蓮華
「国会の合間なぜ今」護衛艦をソマリア周辺の海域に派遣する・・・ 卓上四季 八葉蓮華

 海賊を奨励する時代があった。たとえば英国は十六世紀、敵国の船を略奪する免許を国王が与えている。戦利品は海賊と国王で山分けだ。平和が訪れ海賊が不要になると、「失業者」たちはアメリカ海域に渡り、カリブの海賊となった

 アラビア半島周辺の海域も、昔から海賊が出没した場所だ。コーランに「すべての船を分捕る王」が出てくる。きのうの朝刊に登場したソマリア沖のソコトラ島は、有名な根拠地のひとつだった

 国土が海に突き出したソマリアは、アフリカの角(つの)と呼ばれる。紅海とインド洋を結ぶ航路が近い。内戦で無政府状態になり、海賊が多発している。今どきは、ロケット砲や衛星測位システムを備えた高速艇で人質を取るという

 麻生首相が、海上自衛隊の護衛艦をソマリア周辺の海域に派遣する考えを示した。「事は急いでいる」と、本来は日本の領海内を想定した「海上警備行動」として送る意向だ。浜田防衛相は、これに慎重な姿勢でいる

 国連安保理で海賊対策について決議されたのは六月と十月だ。なぜ今になって急ぎだしたのか、十分な説明はない。国会の合間だ。暮れのどさくさ紛れのような、唐突な印象もある

 海賊は、いわば復活した「伝統産業」だ。被害を防ぎ根絶するためには何が必要か。自衛隊の海外派遣自体を目的とするのでない限り、そこから論議を重ねるのが筋道というものだろう。

卓上四季(12月27日) 北海道新聞

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by hachiyorenge | 2008-12-27 23:00 | 卓上四季
「受け」を狙う気持ちが強いのでしょうか、普通の言葉遣いはできませんか・・・ 卓上四季 八葉蓮華
「受け」を狙う気持ちが強いのでしょうか、普通の言葉遣いはできませんか・・・ 卓上四季 八葉蓮華
麻生首相に申し上げます。失言にはあまり驚かなくなりましたが、これはいけません。先日、北九州市でリサイクルの施設を視察しましたね。その折の発言が「民間で(環境対策を)銭にしちゃおう、しのぎにしようというのがすごい」というものでした▼しのぎと言われても、一般の人には耳慣れません。やくざの世界の俗語なのですから。その意味は収入とか、資金を得る手段。むろん賭博や麻薬など非合法なものが含まれます▼あなたの地元・九州の筑豊には、侠客(きょうかく)めいた気性の人が多くいたとか。石炭王の家に生まれ、外祖父は首相という特別な境遇だったため、かえって周りに悪ぶるくせがついたのかもしれません。「生まれはいいが育ちは悪い」と自らを語っているようですが今度の発言には首をかしげます▼ついでに言えば、サービス精神、あるいは「受け」を狙う気持ちが強いのでしょうか。定額給付金について「一億円あっても、さもしく一万二千円欲しいという人もいるかもしれない」と述べました▼この文脈で使う「さもしい」も、どぎつい言葉です。お金持ちの一部をさげすむ表現で実は庶民に迎合し、給付金への批判をそらしているように思えます▼あなたの話し方は、べらんめえとは違います。下町の言葉は、少々乱暴でも粋なもの。普通の言葉遣いはできませんか。くるくると変わりさえしなければよいのです。

卓上四季(12月18日) 北海道新聞

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by hachiyorenge | 2008-12-18 23:00 | 卓上四季
暴走してもだれも責任を取らない体制ができ、頂点には案外、つまらない人物が就く・・・ 卓上四季 八葉蓮華
暴走してもだれも責任を取らない体制ができ、頂点には案外、つまらない人物が就く・・・ 卓上四季 八葉蓮華
半蔵門に来ると池にもやが立ち、とても今までに見たこともなく美しい。日本は美しいなと思う-。作家伊藤整は太平洋戦争が始まった日の日記に書いた。しかしそれから二年もせずに、食料の不足が出てくる▼そのうちに「家族で散り散りになるより…皆で死ぬのもいい」と述べ、終戦の年は、感想めいた文章はもうほとんど見あたらない。かろうじて命を守ることに専念するのが国民の大部分の姿だった(中村隆英「昭和史」)▼だが、偉い人は違ったようだ。開戦時の首相・東条英機の手記が今年、明らかになった。ポツダム宣言により終戦に向かう背景を「国政指導者及国民の無気魂なり」という。こんな時になっても、根性がないと憤っている▼なぜこういう人が国を指導することになったのだろう。手がかりは日本の官僚制だ。先の「昭和史」は東条が育ってきた陸軍も、官僚機構の一部だったと指摘する。政策を作るのは課長級以下で、それが結局、国の針路を左右することになった▼暴走してもだれも責任を取らない体制ができ、頂点には案外、つまらない人物が就く。一方で、開戦までに政党は解散し、議会政治は形だけになっていた▼戦後の日本は、議院内閣制になった。政治は、官僚機構そして自衛隊を統制できているだろうか。太平洋戦争に突入したのは六十七年前の十二月八日。顧みて、考えることはいくらもある。

卓上四季(12月8日) 北海道新聞

八葉蓮華、Hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-12-08 11:23 | 卓上四季
「どっちですか」 ツヨシが、実は女の子だった・・・ 卓上四季 八葉蓮華
「どっちですか」 ツヨシが、実は女の子だった・・・ 卓上四季 八葉蓮華
北海道日本ハムファイターズにいた新庄剛志さんにちなんだ「ツヨシ」が、実は女の子だった。驚いた人も多いのではないか。札幌・円山動物園が、ホッキョクグマの性別を取り違えたまま釧路と帯広の動物園に「婿入り」させていた▼動物の雌雄判別は、意外と難しいものだ。ホッキョクグマの場合、生まれて数カ月しても、見たり触ったりではなかなか区別できないという。外見から判別できるころには、体が大きくなりすぎていて、人の手に余る▼動物園でかわいらしい赤ちゃんを見たお客さんが、「どっちですか」と性別を知りたがるのは人情だろう。これに早く答えたいというサービス精神が裏目に出た。だが今のうちに気づいてよかったと思う▼動物園や水族館には、生き物を見せるほかにも、大切な役割がある。種の保存だ。絶滅のおそれがある動物を飼う世界の施設が協力して「戸籍簿」をつくる。適齢期を知り、近親を避けてうまく繁殖させ、絶滅を防ぐ▼温暖化で北極海の氷が解け、野生のホッキョクグマは危機的な状況だ。国内の動物園には五十頭ほどがいる。数を増やせば、野生の個体が減ったとき、動物園から自然に復帰させることも不可能ではない▼釧路市動物園のツヨシは四歳、おびひろ動物園のピリカは二歳だ。まだまだ若い。良いパートナーとめぐり合って、ころころした赤ちゃんをたくさん見せてほしい。

卓上四季(11月29日) 北海道新聞

八葉蓮華、Hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-11-29 11:02 | 卓上四季
「問答無用」の単純さがファシズムに道を開く・・・ 卓上四季 八葉蓮華
「問答無用」の単純さがファシズムに道を開く・・・ 卓上四季 八葉蓮華
相手はチャンピオンだ。無名のボクサーはすぐ負けると思われた。だが予想外の健闘で、試合は最終ラウンドにもつれこむ。日本でもヒットした米映画「ロッキー」だ▼ふらふらとなった主人公ロッキーはただ叫ぶ。「エイドリアーン!」。自分を励まし続けた女性の名を繰り返す以外、いまの彼には何もできない。彼女には、これだけで十分に気持ちがわかった▼と、これは映画の恋人である。現実には、まして他人同士では、言葉を尽くさなければなかなか話が通じない。時間をかけて議論をした結果、妥協しか得られなくても、寛容や忍耐は欠かせない。それが民主主義の基本をなす▼元厚生次官二人の自宅が、相次いで襲撃された。まだ不明な点は多いが、連続テロ事件とも指摘される。たとえ行政に不満があるにしても、相手の命を奪って何の解決になるのか。卑劣な犯罪以外の何物でもあるまい▼世の中に、腰をすえた論議を軽んずる短絡の風潮がある。通り魔が続いた背景にそのことがうかがえるし、今回の事件も無縁ではなさそうだ。胸の怒りがガソリンのように揮発しやすく、すぐに引火する。危険な傾向であろう▼「問答無用」の単純さがファシズムに道を開く昔があった。政治家や官僚、そして国民も、言葉を大切にし、議論に手間ひまかける。そうした社会の力量を増すための努力が、求められる時期のように思える。

卓上四季(11月20日) 北海道新聞

八葉蓮華、Hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-11-20 16:27 | 卓上四季
「みんな貧しい人?」豆がほしいかそらやるぞ・・・ 卓上四季 八葉蓮華
「みんな貧しい人?」 豆がほしいか そらやるぞ・・・ 卓上四季 八葉蓮華
〈ぽっぽっぽハトぽっぽ〉と、耳のあたりで童謡が響く。〈豆がほしいかそらやるぞ〉。とはいえハトもいろいろだ。中には満腹なのもいるだろう。食べたくなければ、それでもかまわない▼景気対策として二兆円の給付金が打ち出されている。きのう麻生首相が、高額所得者は自発的に辞退するのが望ましい、とする考えを示した。「基本的に貧しい人にいくのがいい。必要がないなら、取りにいかなくて結構だ」と述べている▼空腹の方はどうぞ食べてください、いわばハトぽっぽ方式だ。童謡なら〈みんなで仲良く食べに来い〉と続くが、こちらは豆をまきながら自発的な辞退を求める。だがはっきり線を引かないと不公平にならないか。所得が少なくても遠慮する人や、その逆も出そうである▼与謝野・経済財政担当相は「辞退というのは制度ではない、あり得ない」とこの方式を否定していた。麻生首相は、明確な所得制限を導入しては時間がかかる、と懸念したようだ。この問題では閣内の不一致が目立つ▼首相は最初に「全世帯で実施する」と言った。ばらまきになるからと、高額所得者を除くよう求める声が閣僚から相次いだ。首相はその方向に傾いたが、全世帯方式への支持もある▼景気対策は発表からずいぶんたつが、はっきりしない点が多い。首相の指導力への陰りが、早くもこの迷走劇に表れたのは間違いないだろう。

卓上四季(11月11日) 北海道新聞

八葉蓮華、Hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-11-11 16:09 | 卓上四季
米国史上初の黒人大統領・・・ 卓上四季 八葉蓮華
米国史上初の黒人大統領・・・ 卓上四季 八葉蓮華
今年のノーベル経済学賞に決まった米プリンストン大のクルーグマン教授は、早くから世界的な金融危機への警鐘を鳴らしていた。その教授が「すべての根源はアメリカの人種差別問題にある」とみているのは興味深い▼歴代の共和党政権による高所得者向け減税の拡大や、福祉の削減。極端な格差の拡大。国民医療保険の不備も、人種という「アメリカの原罪」が根深く絡んでいる(邦訳「格差はつくられた」)▼「ブラッドリー効果」と呼ばれる現象がある。世論調査で黒人候補の支持が高めにでる傾向を指す。人種差別の批判を恐れて白人有権者が本音を隠すためだ。一九八二年のカリフォルニア州知事選で勝ち馬とみられた黒人のブラッドリー候補が、白人候補に敗れたことで名が付いた▼ブッシュ後を決める米大統領選の投票が四日に迫った。世論調査では民主党のオバマ上院議員が優位に立つ。未曾有の危機が「変化」を唱える同氏への追い風となり、共和党のマケイン上院議員は分が悪い▼だからか共和党の一部はブラッドリー効果にすがっているらしい。オバマ氏が勝てば、米国史上初の黒人大統領が誕生する。だが、白人有権者にはその準備はできていないと▼経済危機に加えて、泥沼のテロとの戦い。大きく揺らいだ威信の回復-。選挙結果は重要な争点とともに、人種意識という米国民の心の内も照らし出すことになる。

卓上四季(11月2日) 北海道新聞

八葉蓮華、Hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-11-02 21:48 | 卓上四季
この人の心に届くのか・・・ 卓上四季 八葉蓮華
この人の心に届くのか・・・ 卓上四季 八葉蓮華
一国の指導者にストレスがあるのは理解できる。毎晩飲みたくなるのも、わからなくはない。それでも違和感が残る。麻生首相の「夜の会合」だ▼高級ホテルのバーやレストランに、しばしば通っている。それを批判され、記者団に気色ばんで反論した。きのうの朝刊に載ったやりとりは興味深い。べらんめえ調の口ぶりはやや乱暴だが、正しいことも言っている▼かつて政治の陰の舞台だったのは高級料亭だ。これと比べれば、ホテルのバーも高くはない。街の赤ちょうちんでは、確かに警備が難しい。自分の生活スタイルにこだわるのもよい▼だが、問われたのはその点ではない。政治が国民の暮らしからずれていることだ。安定した働き口を見つけたくても職場がない。年金から保険料が天引きされ、後期高齢者と呼ばれてしまう心細さが為政者に届かない▼漫画好きで率直な麻生首相は、庶民の思いが通じそうだとも受け止められた。財閥の御曹司だ、それでも普通の人の心が伝わるかもしれない―就任して一カ月、首相への期待感には、そんな気持ちも込められていたように思う▼記者団に「庶民感覚から懸け離れているのでは」と尋ねられた。逆質問してとっちめた。「自分のお金だから」と言われれば、それ以上に文句は付けにくい。だが景気悪化の中で暮らす不安が、この人の心に届くのか。ずれを感じた方はいることだろう。

卓上四季(10月24日) 北海道新聞

八葉蓮華、Hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-10-24 20:14 | 卓上四季
何を報じ、何を報じてはならないか・・・ 卓上四季 八葉蓮華
何を報じ、何を報じてはならないか・・・ 卓上四季 八葉蓮華
ロス疑惑は二つの事件からなる。「銃撃事件」では、三浦和義元社長の無罪が確定した。「殴打事件」では殺意が認定され有罪となっている。元社長の突然の死によって、疑惑は霧が晴れないまま幕を閉じた▼元社長はマスコミを強く批判した。「本当にかわいそーな人たちだなぁと思いますね。ジャーナリストと呼べる人がこの国に何人いるのかな」。そんな書簡を作家の家田荘子(いえだしょうこ)さんに送った(幻冬舎「三浦和義氏からの手紙」)▼メディア相手に、名誉棄損などで五百件以上の訴訟を起こした。八割で勝訴している。こうした動きに対し「被害者の人権も守るべきだ」と反発する世論も一方に広がった▼元社長への評価とは別に、国民はより質の高い報道を求めるようになった。メディアの側に反省点はある。何を報じ、何を報じてはならないか、一層の吟味が必要となった。ロス疑惑は、こうした面からも振り返る意味がある▼世に膨大な情報が流れる。世界経済が混乱して、金融システムのもろさがあらわになった。地球温暖化が進む中、「エコ対策」の無駄も指摘される。不安な食品とは何か。「国際貢献」とはどのようなことを指すのか▼正確さ、公正さはもちろんだが、単に伝達するだけでは足りない。的確に分析し問題提起する。それはネット時代の新聞の役割なのだろう。今日から新聞週間、札幌では新聞大会が行われる。

卓上四季(10月15日) 北海道新聞

八葉蓮華、Hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-10-15 17:06 | 卓上四季