髻中宝珠の八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
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 「髻中宝珠の譬え(頂珠の譬え)」(安楽行品第十四) 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge 創価仏壇
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カテゴリ:河北春秋( 23 )
「星空浴」 見上げてごらん 夜の星を ・・・  河北春秋 八葉蓮華
「星空浴」 見上げてごらん 夜の星を ・・・  河北春秋 八葉蓮華

 国立天文台天文情報センター長の渡部潤一さん(48)=福島県会津若松市出身=が宇宙に興味を持ったのは小学6年のとき。それは、はた目には挫折体験だったが進路を告げる星使が舞い降りた▼ジャコビニ流星群の出現が話題を集めた1972年、渡部少年は級友と校庭で観測を決行した。が、流星は姿を見せずじまい。「天文学でも分からないことがあるんだ」。好奇心に火がついた

 宇宙の謎を平易な言葉で解説している。「教科書には当たり前のことしか書かれていない。でも、それだとその人の出る幕はないでしょ」。近著『ガリレオがひらいた宇宙のとびら』で謎解きを試みた▼今年は「世界天文年」。ガリレオが望遠鏡で天体を観測してから400年に当たる。完全な球体と考えられていた月は凹凸だらけ。太陽の表面には無数の黒点があった。真摯(しんし)な観測が常識を覆した

 ガリレオが晩年、失明したのは太陽を直接、望遠鏡でのぞいたため。宗教裁判では「異端」のレッテルを張られた。宇宙飛行士の時代になっても、時に探求は命懸けである▼渡部さんは「星空浴」を勧める。「見上げることで、自分の立ち位置が分かる」。広大無辺の宇宙に視線を転じれば思慮の偏りに気付き、生命の掛け替えのなさに思いが至るかもしれない。♪見上げてごらん 夜の星を

河北春秋 1月7日 河北新報

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by hachiyorenge | 2009-01-07 22:13 | 河北春秋
「明日の神話」絶望のふちから、明日への希望は生まれる・・・  河北春秋 八葉蓮華
「明日の神話」絶望のふちから、明日への希望は生まれる・・・  河北春秋 八葉蓮華

閃光(せんこう)が走る。すべてを焼き払う真っ赤な炎の舌。白い骸骨(がいこつ)がきのこ雲に浮き上がる。画家岡本太郎が原爆をテーマに描いた巨大壁画「明日の神話」(東京・渋谷駅通路)と対面し、その強烈なエネルギーに圧倒された▼原色にこだわる色使い。躍動感あふれるタッチ。どこかで見た記憶がある。「青森ねぶた」だ。ただ、瞬間に燃え尽きる。縦5.5メートル、横30メートルの大画面から、東北の夏祭りに似た熱気が伝わってきた

 岡本は無垢(むく)な東北が好きだった。イタコ、ナマハゲ、オシラサマといった土着信仰の呪力(じゅりょく)に魅せられ、そこに中央権力の枠にはまらない原始日本人の魂を見いだす▼東北に目を向けるきっかけとなったのが縄文土器。「激しく、混沌(こんとん)に渦巻く」火焔(かえん)型土器のダイナミズムに触発され、前衛芸術家としての道を切り開いていく

 その代表作が明日の神話だ。養女の故岡本敏子さんがメキシコの倉庫で放置されているのを発見。4年半の修復で不死鳥のようによみがえり、11月から一般公開された▼作品には絶望のふちから、明日への希望は生まれる、というメッセージが込められている。「負けないぞ。絵全体が高らかに哄笑(こうしょう)し、誇り高く炸裂(さくれつ)している」(敏子さん)。社会が閉塞(へいそく)感に覆われる今、岡本が燃やした再生の炎は一段と輝きを増す。

河北春秋 12月28日 河北新報

創価学会 企業 会館 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-12-28 23:00 | 河北春秋
高度成長のシンボルとして、東京タワー満50歳・・・  河北春秋 八葉蓮華
高度成長のシンボルとして、東京タワー満50歳・・・  河北春秋 八葉蓮華
 その巨大な構造物を初めて見たのは、中学校の修学旅行でだった。もっとも、映画で予習はしていた。ゴジラの破壊力を引き立てるための脇役として。東京タワーが23日、満50歳を迎える▼「電波の総合デパート」。完成翌日の小紙はそう伝えた。テレビ局に加え、警察庁などの電波中継装置も置かれた。エッフェル塔より高い333メートルは当時、世界一だった ▼長嶋茂雄さんがプロデビューした。「月光仮面」「事件記者」の放映が始まったのもこの年。ロカビリーブームに一万円札発行と、景気のいい話には事欠かない。「昭和塔」が名称公募の一番人気だった▼地方に住む者はタワーの威容に東京へのあこがれを重ねた。多くの日本人が懸命に働き、戦後復興を遂げた。高度成長のシンボルとして、東京タワーの存在感は格別だった ▼映画「ALWAYS 3丁目の夕日」やリリー・フランキーさんの小説「東京タワー」で、久々に存在感をアピールした。それもつかの間。「100年に一度」と形容される不況の波が、タワーの足元にひたひたと押し寄せる▼その破壊力はゴジラの比ではなかろう。地上デジタル放送に対応する高さ610メートルの新電波塔が、3年後の完成目指して墨田区に建設されてもいる。知命を迎える赤い鉄塔が少し、かしいで見える。

河北春秋 12月19日 河北新報

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by hachiyorenge | 2008-12-19 23:00 | 河北春秋
危機管理は情報の早さと初動の速さが肝心だ・・・  河北春秋 八葉蓮華
危機管理は情報の早さと初動の速さが肝心だ・・・  河北春秋 八葉蓮華
 仙台が生んだ江戸時代の名横綱谷風もこれには勝てなかった。46歳の時、生家で療養中に亡くなったのは悪性の風邪のため。どうもインフルエンザらしい▼江戸の庶民は、はやり風邪に名を付け恐れた。「谷風」あり浄瑠璃の毒婦にちなんだ「お駒風」あり。一風変わっているのは津軽の「蜜柑(みかん)風」だ。日本海回りの船でミカンが荷揚げされてから患者が続出した ▼海外に門戸を開いていた長崎が流行の出発点。「舶来の感染症」を主に船乗りが遠くへ運んだ。だから感染地はとびとびで、時をおいて広がったようだ▼今は人が移動する範囲も速さもけた違い。全国的な流行にそう時はかからない。今シーズンも流行の兆しと国立感染症研究所。うがいや手洗いだけは励行したいものだ ▼言うまでもなく、いま最も怖いのは新型インフルエンザだ。こちらは地球規模で多発し、人に免疫がないから爆発的な勢いで流行する恐れがある。その初の集団感染が疑われる事態がインドネシアで先月あった。幸い騒動で終わったが…▼不安を覚えたのは岩手、宮城、福島など対策の前線に立つべき一部県の対応ぶりだ。ほぼ即日で情報を知り動き始めた県が多かったのに5日以上も知らなかった。危機管理は情報の早さと初動の速さが肝心だ。遅れは命取りになりかねない。


河北春秋 12月9日 河北新報

八葉蓮華、Hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-12-09 13:51 | 河北春秋
「マグロ」このままでは、絶滅危惧の生物・・・  河北春秋 八葉蓮華
「マグロ」このままでは、絶滅危惧の生物・・・  河北春秋 八葉蓮華
 タイムマシンがあったなら、週に1回ほど江戸時代を訪ねてみたい。ただ同然でマグロが食べられそうだからだ。なにしろ当時はマグロは下魚(げざかな)の扱い。捨てたりしていたらしい▼幕末の天保年間、潮流の関係か、江戸近海で大量にマグロが捕れた。大半は肥料にしたが、ある知恵者がにぎりずしを作って売ったら安くてうまくて大人気。それ以後、江戸前に必須のすし種になったという ▼時代が下ってマグロ人気と価格の上昇は推して知るべし。漁場と輸入先が世界に広がり、今では世界の高級マグロの8割を日本人が食べている。心配はいつまで比較的安い価格で食卓に載せることができるか▼東大西洋のクロマグロについて国際委員会が漁獲枠の削減を決めた。日本は半減を求めたが、結果は来年、再来年とも現行設定枠より2割減で合意。乱獲の原因とされる巻き網船の監視体制も整えた ▼世界のマグロの資源量は悪化の一途だという。このままでは、絶滅危惧(きぐ)の生物を保護するワシントン条約の対象となる可能性もある。今回の合意は一定の前進ではある▼戦前から戦後にかけて活躍した歌人の植松寿樹に<大きなる鮪(しび)の頭を買ひ得たる妻の誇りも今日のよろこび>。これからもほどほどの価格でマグロを食べ続けるには、漁獲量の規制はどうしても必要だ。

河北春秋 11月30日 河北新報

八葉蓮華、Hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-11-30 15:31 | 河北春秋
小田原空襲の炎は今も目に焼きついている・・・  河北春秋 八葉蓮華
小田原空襲の炎は今も目に焼きついている・・・  河北春秋 八葉蓮華
「藪蚊(やぶか)と玉音放送」という河野洋平衆院議長の短いエッセーがある(岩波新書『子どもたちの8月15日』)。河野少年は疎開先の神奈川県小田原市近郊の村で、玉音放送に接した▼周囲の様子から、戦争が終わったことは理解できた。気になっていたのはかゆみ。「半ズボンの足に藪蚊が喰(く)らいつき、ぼりぼり掻(か)いていたら『動いてはいかん』と怒られた」 ▼がんぜない小学3年生にとって、敗戦は人ごとだった。一方で、機銃掃射におびえた通学路や小田原空襲の炎は「今も目に焼きついている」とも▼自民党きっての護憲ハト派である河野さんの原点は戦争体験にあった。衆院議長としての在任日数が20日で通算1786日となり、戦前の帝国議会も含め史上最長となった ▼今期限りでの引退を表明している。主要8カ国下院議長会議を念願だった被爆地広島で開催したことも、決断を後押しした。ところが、衆院解散が遠のいたため新記録樹立というおまけが付いた▼解散に踏み切れない麻生首相は河野さんの側近。19日は「常識が欠落した医者が多い」とやってしまった。国家観も話法も異なる2人だが、同じ派閥で行動を共にしてきた。迷走気味の弟子を議長席からどう眺めているのか。解散詔書を読み上げるまで、今度は隔靴掻痒(そうよう)に悩まされそう。


河北春秋 11月21日 河北新報

八葉蓮華、Hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-11-21 22:14 | 河北春秋
地道なものづくり 日本の高い技術を支える柱・・・  河北春秋 八葉蓮華
地道なものづくり 日本の高い技術を支える柱・・・  河北春秋 八葉蓮華
日本の科学技術の粋を集めた新幹線。その車両の先端部分が実は手仕事で出来ていたとは驚きだ。昨日、表彰式があった「現代の名工」に、新幹線の鼻をハンマーで作る板金職人が選ばれて初めて知った▼薄い金属板をたたいて美しい曲面に仕上げる。強い風圧を受ける新幹線の先端は微かなゆがみがあっても騒音が出る。安全にもかかわる。受賞者は山口県に住む人だが、既に300両を手掛けたそうだ ▼元旋盤工で作家の小関智弘さんが人の手の素晴らしさを書いている。見習いのころだ。先輩の髪の毛を1本、自分のを1本。「指で挟んでどちらが太いか分かるか」。よじるように持つと自分のが太い▼測定器で測ると直径の違いはたった100分の1ミリだった。「ど素人のお前でも分かるじゃないか」と先輩職人から励まされたという(『職人ことばの技と粋』)。人の指先の感性はそれほど鋭い ▼ウォール街の金融商品がもてはやされ(つい先日まで)、地道なものづくりは「十分な報酬」という視点では、冷遇されてきた。日本の高い技術を支える柱の一つは、中小企業の職人技なのだが▼「現代の名工」の表彰は職人にとっては文化勲章のようなものだ。賞状1枚と賞金が10万円では少々寂しくはないか。ドーンと奮発したらどうだろう、麻生さん。支持率も上がるかもしれない。


河北春秋 11月12日 河北新報

八葉蓮華、Hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-11-12 13:57 | 河北春秋
地域の活力を奪う人口減少社会・・・  河北春秋 八葉蓮華
地域の活力を奪う人口減少社会・・・  河北春秋 八葉蓮華
福島県桧枝岐村の鎮守神社で5月と8月に上演される桧枝岐歌舞伎。舞台に立つ村民に交じり、隣町の女性も役者として伝統芸能を支えている▼村外の役者がまず越えなければならない壁は、意外にも言葉のなまりを消すことだという。村人は東京と似通った言葉を使う。会津なまりが一人入ると浮き上がる ▼なまりがないのは尾瀬の散策などで首都圏から大勢の観光客が訪れる影響かと思うが、そうではないようだ。村の古老は「古来、使ってきた言葉だ」と言う。村境を接する群馬や新潟の山間部地域もなまりが強く、周辺からの移入でもない▼言葉の“孤立”は、人の行き来が少なかった歴史を物語る。平家の落人や伊勢からの落ち武者が住み着いたとされる村は江戸時代、沼田街道の宿駅となったが、馬もなかなか通れぬ難所だった ▼その村でいま、少子化対策が喫緊の課題だ。以前は20人を超えていた新入学児童は今年、9人となり、5年後には1人になる。地域の活力を奪う人口減少社会の問題が、人口700人弱の村で鮮明に浮かび上がる▼適齢期の男女が極端に少ないわけではない。結婚しない人が増え、婚姻による住人の移入が進まないのも大きい。村では、さまざまな地域から人が移り住み、多様な地方なまりが聞かれる日を待ち望んでいる。

河北春秋 11月3日 河北新報

八葉蓮華、Hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-11-03 14:42 | 河北春秋
排除されてしまう恐怖・・・  河北春秋 八葉蓮華
排除されてしまう恐怖・・・  河北春秋 八葉蓮華
「1人でも人に話せばうわさが広がる」「知らせる必要のある人をリストアップ」。1000万円以上の宝くじ当せん者に配布される「その日から読む本」に、そうあるという。怖いのは羨望(せんぼう)ではなく嫉妬(しっと)▼一橋大元学長の故阿部謹也さんが『世間とは何か』で、宝くじの日米比較をしている。米国では当せん者が大々的に報道されるが、日本は非公表。なぜか。世間を気にして生きているからという ▼「もし1億円が当たったら」は誰もが紡ぐ夢物語。だが、実際の使い道ベスト3は(1)貯蓄(2)借入金の返済(3)土地・住宅と、つましいものだ(みずほ銀行・宝くじ長者白書)▼ジャンボ宝くじで2億円を射止めた一関市の女性を殺害した容疑で、新聞配達員の男が逮捕された。男だけが当せんを知っていた可能性が高い ▼女性は配布本の指示通り、堅実に暮らした。世間の視線を気にしてだろう、得意になることもなかった。誤算は信じて知らせたのが、それに足る人物ではなかったこと。女性の正夢は悪夢に暗転した▼カネに困った上の犯行という見方が出ている。「借金を返さないでいると、排除されてしまう恐怖」。阿部さんは世間のもう一つのおきてを指摘している。警察に護送され、久しぶりに足を踏み入れた故郷。帰るべき世間を、男が失ったことだけは確かだ。

河北春秋 10月25日 河北新報

八葉蓮華、Hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-10-25 23:00 | 河北春秋
見せしめとして陰惨な私的制裁・・・  河北春秋 八葉蓮華
見せしめとして陰惨な私的制裁・・・  河北春秋 八葉蓮華
「はなむけ」とは旅立ちや門出に贈る品物、金銭、詩歌などのこと。海上自衛隊第一術科学校(広島県江田島市)の教官と隊員は、言葉の正確な意味を勉強し直した方がいい▼特殊部隊の養成課程を中退し、他の部隊への異動を控えた三曹が先月、格闘訓練中に死亡した。1人に対し15人が交代で襲い掛かった。三曹は14人目の相手からあごにパンチを受け、マットに沈んだ ▼教官らは「はなむけ」と説明。海自幹部も「訓練中の事故」と語る。数を頼んで1人を小突き回すことを送別や教育と強弁するとは。この国では、子どもがそんなけんかをしたら「ひきょう」と教える▼8月には福岡高裁が護衛艦内での隊員自殺について上司の侮辱的言動を認め、国に賠償を命じた。身体的暴行に加え、パワーハラスメントも。海自の組織的病理と言わずして何と言おう ▼集団になじめない隊員や去っていく人を異端者、落後者扱いし、見せしめとして陰惨な私的制裁を加える。そんな客気や虚勢が幅を利かすムラ社会で、人は恐怖に支配される。「次にやられるのは自分だ」と▼同校では毎晩、自習終了時刻近くになると、校訓に当たる「五省」を唱和する。一番目は「至誠に悖(もと)るなかりしか」。三曹の身の上に何があったのか明らかにすることが、校訓に近づく道だ。

河北春秋 10月16日 河北新報

八葉蓮華、Hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-10-16 16:46 | 河北春秋