髻中宝珠の八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
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 「髻中宝珠の譬え(頂珠の譬え)」(安楽行品第十四) 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge 創価仏壇
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モディリアーニ展  正平調 八葉蓮華
モディリアーニと聞けば、顔は面長、首が極端に長く、目がアーモンド形をした肖像画が思い浮かぶ。イタリア出身で、二十世紀初頭のパリに集まった芸術家集団「エコール・ド・パリ」を代表する画家だ◆酒や恋愛におぼれて早世したことで知られるが、人間の本質を見通す目をもっていた。姫路市立美術館での「モディリアーニ展」(八月三日まで)を見ながら、そんな感慨を覚えた◆生涯に残した絵画約三百点のほとんどが肖像画である。その作品は、シンプルな構図や無駄を省いた描写ゆえに、描かれた人物の内面を浮き彫りにする。重厚感のある画面から、女性の哀歓や子どもの無(む)垢(く)な心が伝わってくるようだ◆伝記映画「モンパルナスの灯」(一九五八年、仏)で、モディリアーニは、貧困や病気に苦しみながらも、誇りを失わない画家として描かれた。作品を商標として使いたいとの富豪からの申し出を断ってしまうシーンが印象深い。以前、歌手の加藤登紀子さんが好きな映画として挙げ「生活を犠牲にしてでも、絵を追究する」価値観に共感していた◆同館学芸員の平瀬礼太さんは言う。「芸術至上主義者だったのだろう。純粋な精神が生んだ造形は時代を超え人の心を打つ。モデルと向き合いながらも、本人に似せるのではなく、その奥にある本質的な美や理想像を描こうとした」と◆代表作の一つ「青い瞳(ジャンヌ・エビュテルヌ夫人の肖像)」と向き合った。モディリアーニは妻ジャンヌをモデルに二十点以上を残した。ブルー一色の目に、こちらの心の奥まで見透かされてしまいそうだ。

正平調 神戸新聞 2008年6月30日

八葉蓮華、Hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-06-30 01:01 | 正平調
結婚してからは片目を閉じよ 春秋 八葉蓮華
訴訟社会の米国では、何もそこまで心配しなくても、と思わせる注意書き付きの製品が珍しくない。プリンターに「トナー(熱転写粉)は食べられません」と記すたぐいだ。▼英国の有名な歌手は、家電製品の取扱説明書の文言をそのまま歌詞にした曲を作ったことがあるという。〓強い衝撃を与えないで-、ご不満の点がありましたら製造元へ-、などと歌う姿を想像するのは楽しい。▼所変われば何とやら。日本では取扱説明書が意外なところで使われることを最近知った。結婚披露宴に招かれたときのこと。宴たけなわのころに新婦の友人が「花嫁取扱説明書」なるものを新郎に、神妙に読み聞かせるのだ。▼「本製品は強い衝撃を与えると口をきかなくなります」「耐久性には優れておりますが、使い方を誤ると爆発する恐れも…」。そうならないよう「1日に最低1回は優しい言葉をかけてください」などと続く。▼この手の趣向で盛り上がる披露宴が増えたらしい。おごそかな席を和ませ、会場はクスッ、アハハとなる。笑いのスパイスが効くほどに、披露宴の締めくくりに親子が交わす言葉もウルウル度を増す。▼ふと思った。「花婿取扱説明書」もあるのだろう。花嫁向けであれ花婿向けであれ説明書は「万一ご不満の点がありましたら製造元へご相談を」で終わる。そうならないよう先人は言った。「結婚前は両目を大きく開いて見よ。結婚してからは片目を閉じよ」


春秋 西日本新聞 2008年6月29日

八葉蓮華、Hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-06-29 01:01 | 春秋
半夏生のタコ 天風録 八葉蓮華
刺し身にしてもいいし、酢の物にも合う、もちろん炊き込みご飯にも…。ところによっても人によっても、旬のタコの味わい方はさまざまだろう▲そのタコを半夏生(はんげしょう)に食べようと呼びかけるチラシが、最近目立つようになってきた。暦の上では夏至から数えて十一日目、例年は七月二日が多く、今年は一日に当たるという▲広島市内のスーパーでは、数年前から始めており、客の反応も上々のようだ。もともとは京都府の一部地域にあった風習で、民間の研究グループがこの日を「蛸の日」と決めたのがきっかけらしい。二〇〇一年から記念日の仲間入りし、いち早く目を付けた小売関係者が全国に広めたようだ▲実はもう一つ「タコの日」がある。こちらは八月八日だ。三原市観光協会が提唱し、一九八八年からタコ供養などの行事を続けている。タコの足が八本であることから決めたそうだが、知名度はいまひとつである▲節分の恵方巻(えほうまき)も関西の一部にあった習慣が源のようだが、今や全国に知られるようになった。食にまつわる風習は、日本人にはなじみやすいらしい。タウリンなどの成分が豊富なタコは、夏バテ予防にも役立つとされる。記念日は二つあっても構わないはずだ。地元発の「タコの日」も、もっと広がらないものか。

天風録 中国新聞 2008年6月28日

八葉蓮華、Hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-06-28 01:01 | 天風録
競馬のロマン 筆洗 八葉蓮華
ふだん競馬はほとんどやらないが、かつて一度だけ同僚と三人共同で、あるレースの単勝馬券に、そこそこの額を投じてみたことがある▼三人とも馬の知識はからきしだったが、各紙の予想も◎なら、競馬に詳しい知己も「あの馬で間違いないよ」と異口同音。しかも、それはその馬の引退レース。さらに、馬名が「ビリーヴ」とくる。この馬の勝利を信じずに何を<信じる>ことができようか▼だが、結局は素人の浅はかな思い込み。お察しの通り、確かハナ差の2着に敗れたのだった。恐れ多いが、競馬評論家の井崎脩五郎さんのエッセーによれば、「昭和の名伯楽」故尾形藤吉調教師でさえ、こう語っていたそうだ。<馬というのは、結局、永久にわからない…>▼そんな競馬に「必勝法がある」と客を勧誘し、不正に資金を集めていた東京の投資顧問会社が摘発された。「中央競馬のレース結果を72・5%の確率で当てるシステムを開発した」と言っていたが、実際に開発したのは、だましのシステム▼「元本保証で、入会金の5%を毎月配当」と宣伝、約七十億円も集めた。いわば、競馬に詳しくない人の素朴な<ビリーヴ>につけ込んだのである。被害者の一人が悔いていた。「冷静に考えれば、絶対なんかないのに」▼絶対がないからこそ競馬にはロマンが宿る。それを犯罪の道具にされ、ファンは怒っていよう。

筆洗 ,  中日春秋 2008年6月27日

八葉蓮華、Hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-06-27 01:01 | 筆洗/中日春秋
「空気が良くなる」  河北春秋 八葉蓮華
新潟県中越地震で9人が亡くなるなど、大きな被害を受けた十日町市。今月1日、中条地区で恒例の「笹山じょうもん市」が開かれた▼1999年、笹山遺跡から出土した火炎形土器が、縄文土器として国内初の国宝に指定されたのを記念して始まった。今年も縄文式の装飾品をまとった地元住民らが祭りを楽しんだ ▼「復興に向け、自分たちが住む地域の歴史や伝統を見つめ直す場」と実行委員を務めた県職員野沢恒雄さん。受難から再生へ。震災にひるむことなく、住民たちは祭りの火をともし続けてきた▼岩手・宮城内陸地震は発生から間もなく2週間。家屋、道路などの復旧が本格化する。だが、ハード面の再建は長く、険しい道のりの一歩にすぎない。住み慣れた地域で住民同士がきずなを取り戻すまでは ▼中条地区復興ビジョン策定事業のコーディネーターを務めるNPO法人「まちづくり学校」(新潟市)の清水隆太郎さんは「復興とは突き詰めれば、人と人がつながること」と言う▼今年の祭りでは、宇都宮市在住のダンサー妻木律子さん振り付けの「縄文ダンス」を老若男女が入り乱れて踊った。コンセプトは人が向き合い、触れ合い、交流すること。なぜなら「空気が良くなる」(妻木さん)から。復興の何たるかを中条地区の取り組みは教える。

河北春秋 6月26日 河北新報

八葉蓮華 hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-06-26 01:01 | 河北春秋
多様な目で世の中をみる 卓上四季 八葉蓮華
犬と散歩中、男性がはねられ重体となった。犬は家に戻る。男性が帰らないので、家族が不審に思って犬を連れ出した。犬はまっすぐ現場へと案内する。パトカーが待ち受けていて、事故に遭ったとわかった▼栃木であった実話だ。全国の地方紙と共同通信でつくるインターネットのサイト「47NEWS(よんななニュース)」を開いて知った。犬は十二歳のジョイ、照れたような写真が載っている。男性は幸いにも、意識を回復した▼大ニュースではないが心温まる話題が地方紙によく出る。「47」にそんな情報が集まっている。血も凍る事件が続く中、ほっとする中身だ。一方で、沖縄慰霊の日の一昨日、那覇の都心の森から、日本兵の全身の遺骨が収集された、と驚くような記事も見かけた▼47NEWSを通じて各社の社説をくまなく見ている、と文芸評論家の斎藤美奈子さんが少し前の本紙に書いていた。「権力の暴走を監視するジャーナリズムの役割は…むしろ地方紙によって担われているかのよう」と指摘する▼全国紙同士が提携してサイトをつくり記事や社説を並べる。紙面で比べる。そんな動きも進んできた。もちろんそれは興味深い。だが東京と地方では、いまや視点が異なる▼国土も情報も一極集中はしない方がいい。ほろりとし、驚きながら、多様な目で世の中をみる。忠犬ジョイをきっかけにして読んだ各地の記事は、なかなか楽しかった。

卓上四季(6月19日) 北海道新聞

八葉蓮華、Hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-06-25 01:01 | 卓上四季
「命どぅ宝」  金口木舌 八葉蓮華
座間味島に住む宮平春子さんは、63年前の沖縄戦で「強制集団死」を免れた。村助役と兵事主任を兼ねる兄は、父親に「軍からの命令で玉砕しなさいと言われている」と告げた後、妻子と共に命を絶った
▼兄夫妻とは別行動を取った春子さんは、父親を含む残された家族と逃げた。しばらくして、村の有力者に父が詰問された。「お前は村の親分なのに何でここまで生きてきたのか。恥を知れ。いつまでも生きていないで、死ね」
▼父は元村長で、当時産業組合長だった。詰め寄る村の有力者に対し、こう言った。「自分は子や孫もたくさんいて、どうしても子どもや孫たちには手を掛けきれないから、恥を捨ててここまで逃げてきた」
▼社会学者の上野千鶴子さんは、当時の日本には「『死ぬため』だけに思想があって、『生き延びるための思想』がなかったことが問題」と指摘している(12日付本紙文化面)
▼沖縄に配備された日本軍の目的は、沖縄の防衛ではなく、本土の決戦準備が整うまでの時間稼ぎだった。日本軍は「軍官民共生共死」という表現で、一般住民に軍と運命を共にし死ぬよう求めた
▼かつて生き延びることが「卑怯(ひきょう)者」と非難され、「死ぬための思想」がはびこる時代があった。この先、そんな時代にならないように、「命どぅ宝」という沖縄戦の教訓を心に刻みたい。

金口木舌 琉球新報 2008年6月23日

八葉蓮華、Hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-06-24 01:01
「マルサ」  滴一滴 八葉蓮華
手を替え品を替え後を絶たない。全国の国税局の強制調査で二〇〇七年度中に摘発された脱税は二百十八件、総額は前年度より四十九億円増の三百五十三億円に上った。

 個人投資家に人気の高い外国為替証拠金取引(FX)の運用益を申告しないなどの摘発が急増した。国際取引に絡む事件も多く、資金を海外口座に隠す手口も見られたという。

 脱税した現金や貴金属などの隠し場所も車庫や浴室、離れの床下などさまざまだ。現金の入ったトランクルームや金庫の鍵を鉄道模型の中や、タンスにつるした防虫剤に隠していたケースもある。強欲さに開いた口がふさがらない。

 摘発に当たった国税局査察部は通称「マルサ」で知られる。来月で制度発足から丸六十年を迎える。国税査察官は脱税の情報を幅広く収集し、疑いが強まったものについて強制調査に及ぶ。巧妙化する脱税者の手口としのぎを削ってきた。

 税金は国民生活を支える大切なものである。公正に集めて有効に施策に反映してこそ、税の意義が生きてこよう。そのためにも脱税行為は、行政サイドの税の無駄遣いや不正流用とともに厳しく正していくことが求められる。

 国民の納税意識に水を差してはならない。不正の根絶へ、「還暦」を迎えるマルサの一層の奮起に期待がかかる。

滴一滴 山陽新聞 2008年6月23日

八葉蓮華、Hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-06-23 01:01 | 滴一滴
今日は慰霊の日  大弦小弦 八葉蓮華
理不尽な暴力は人を恐怖に陥れる。ましてそれが生死にかかわるなら心にも大きなダメージとなり、傷は生涯消えることはない。
<ネェネェ(姉)はアメリカーの艦砲にやられて死んだよ。砲撃を受けて「これで死んだ」と思ったことも何度もあったさぁ。毎日、ひもじくてねぇ。海草でも道ばたの草でもなんでも食べた。アワリヤタンドー(哀れだったよ)>。
 幼いころ母親から聞かされた戦時中の話だ。ふだん「空腹」の意味合いで使っていた「ひもじい」。母親が語ったそれは、「腹が減った」とはレベルが違い飢餓そのものだった。

 アワリは庶民が沖縄戦を語る時、頻繁に出てくる。民謡の『二見情話』でも「戦場の哀り 何時が忘りゆら」とある。肉親を失う。逃げ惑う。沖縄戦では百人百様のアワリがあったのではないか。

 高所から全体像を捉える「鳥の目」とディテールにこだわる「虫の目」。沖縄戦の実相に迫り、より正確に実態を把握するためには緻密さが求められるのは言うまでもない。

 ひもじいの具体的状況とそれから抜け出すための詳細な手だて。そしてアワリとは何がどう哀れだったのか。体験者から根気強く聞き出していかねばならない。

 ゆっくりと言い含めるように語っていた母親も七十八歳。こちらが大人になってからは沖縄戦の話は聞かせてもらっていない。体験者の思いを理解した上で継承し、次代に伝えていく。詳しく話を聞く機会をつくりたい。今日は慰霊の日。(崎浜秀也)

大弦小弦 沖縄タイムス 2008年6月23日

八葉蓮華、Hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-06-23 01:01
美しい日本語の風景  大自在 八葉蓮華
ある雨の晴れ間、水たまりに竹の皮に包んだつくだ煮がこぼれ落ちた、環(わ)になって絡み合っている、1匹1匹を見れば、どれも目を大きく見開いて、ひれも尻尾も折れていない、色つやさえある ▼しかし詩は[水たまりの底に放たれたが/あめ色の小魚達は/互に生きて返らなんだ]とうたい終える。「山椒魚」「黒い雨」の作家井伏鱒二は[「サヨナラ」ダケガ人生ダ]でも知られた詩の名手。「つくだ煮の小魚」もやさしい言葉に包まれ、時に中田喜直の曲に乗って、梅雨の晴れ間にこそふさわしい光景にも映る ▼この時季、谷津筋をたどれば、湿った木々の根元の草むらから控えめに、淡桃色に染まったササユリが迎えてくれたものだ。藤枝近辺は自生北限地。古歌にもうたわれるはかなげな姿はかえって、もの憂い気分をやわらげてくれたが、近ごろはなかなかお目にかかれない ▼お月さまを呼んだ「ののさま」、トンボを呼ぶ「あきつ」もとうに忘れられてしまった言葉である。「にわたずみ」は雨の後に道の所々にできる水たまりを指したが、「つくだ煮の小魚」にはぴったりだろう ▼中西進著『美しい日本語の風景』(淡交社)にはそんな、日常生活で思わず使いたくなる魅力的な75語が並ぶ。大地や自然に寄せる気持ちを端的に表した「かぎろひ」や「したもえ」「あぶらでり」「たまのお」「おもかげ」… ▼物語が詰まった美しい言葉の使い手になる極意は[変化を認めながら、下品な流行語は使わず、大昔のものに固執せず、一歩遅れたところで言葉を使う]とも記す。やさしく美しい言葉の探求は「世の中が嫌になった」などとキレることのない心根を培う手だてになるやもしれない。

大自在 静岡新聞 2008年6月22日

八葉蓮華、Hachiyorenge
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by hachiyorenge | 2008-06-22 01:01 | 大自在