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髻中宝珠の八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
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 「髻中宝珠の譬え(頂珠の譬え)」(安楽行品第十四) 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge 創価仏壇

by hachiyorenge
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だれが無防備に泳いでいたか、潮が引くまでだれも気づかない・・・  正平調 八葉蓮華
 世界経済はなぜ失速したのか。その分析をだれから聞きたいかと問われれば、世界の長者番付で昨年、初めてトップに立った米国の有名な投資家ウォーレン・バフェット氏を挙げたい

 投資にまつわる米国の出版物「ウォール街があなたに知られたくないこと」のなかに、彼のこんな警句があった。「上げ潮は、すべてのボートを持ち上げる。潮がすっかり引いてしまうまでは、だれが裸で泳いでいたか、だれも気づかない」

 まるで現状を予言したかのようなたとえ話だ。景気がいいと、無防備でも気にしない。だが熱気が冷めれば、万一への備えがあったかどうかが明らかになる。もっとも、引き潮を察しても、予想以上の速さなら、下着をつけるいとまはないけれど

 一年前の今日、ブッシュ前大統領が最後の一般教書演説を行っている。読み返すと、深刻な不況への対応策が乏しいのに気づく。対策を打つ力が政権になかったのか。サブプライムローン問題の強烈な引き潮を、政権が予想できなかったのか

 昨夏、バフェット氏とステーキ店で昼食をともにする権利が、競売にかかった。中国の投資会社幹部の落札した額はなんと二億円余り。収益は慈善団体に寄付されたそうだが、引き潮のまっただ中で、二億円を費やしてでも聞きたかったことは?

 伝説的な投資家にしても、かなりの深手を負っただろう。景気失墜への備えはあったか。米国の金融市場はどこで道を間違ったか。思いの一端でも、お聞かせ願えないか。二億円昼食と比べようもないが、おいしい神戸牛のステーキ店でよければ、じっくりと。

正平調 神戸新聞 2009年1月29日

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by hachiyorenge | 2009-01-29 23:10 | 正平調