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笑いと夢を忘れず「虎視眈々」長い人生にはいい潮目がきっと来る・・・ 日報抄 八葉蓮華
2010年 01月 01日
明けましておめでとうございます。フ況、フ況と嘆いていても仕方がない。気分一新。新雪を踏みしめ、二年参りに出向いた方もおいでだろう。「笑う門 素通りはせぬ 福の神」。この新春に合う笑い話があった
正月の祝い膳(ぜん)になくてはならない雑煮の起源だ。時は1281年、蒙古が襲来する。侵略軍は虎や豹(ひょう)の猛獣を先頭に上陸してきた。虎より強い動物といえば象が思いつくが、日本にいない そこで知恵者が餅(もち)で象の形を作り、海岸にずらりと据え置いた。色合いも象そっくりにでき、さすがの虎や豹も立ちすくみ、蒙古軍は逃げ帰った。それで日本軍は餅の象を煮て勝利を祝った。雑煮は元は「象煮」だったとさ 民俗学で先駆的役割を果たしたとされる元新潟新聞主筆の小林存(ながろう)が、1954年1月に県民俗学会の機関誌「高志路」に紹介していた。旧横越村(現新潟市)生まれの小林は、祝い月の高揚に浸りながら、村の古老の象煮話に毎年、腹を抱えて笑ったそうだ 三菱電機エンジニアリングが今年の年男年女を対象に、日本の景気を虎のことわざで表現したら、と調査した。結果は「張り子の虎」型が中年世代を中心に最多の4割いた。その心は「主体性なく混迷続く」か。でも、還暦と24歳のグループは、「虎視眈々(たんたん)」が半数近くいた ピンチの後はチャンスあり。新年に自らを励ますベテランと若者の世代が多いのは頼もしい。「時に遭えば鼠(ねずみ)虎になる」。この成句のように、長い人生にはいい潮目がきっと来る。笑いと夢を忘れず、寅(とら)と仲良くしていこう。 日報抄 新潟日報 2010年1月1日 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
by hachiyorenge
| 2010-01-01 23:56
| 日報抄
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