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髻中宝珠の八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
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 「髻中宝珠の譬え(頂珠の譬え)」(安楽行品第十四) 創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge 創価仏壇

by hachiyorenge
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「加油」(がんばれ)。・・・  大自在 八葉蓮華
「加油」(がんばれ)。・・・  大自在 八葉蓮華
車の中でオリンピックのマラソン中継を聞いたのは初めてだった。国際映像から日本勢の姿が早々と消えたことで半ば落胆、仕事優先に切り替え、カーラジオで聞いた。尾方剛選手が国家体育場に姿を現したのは日本育ちのケニアのワンジル選手が高速レースを制した後、6分以上もたってからだった▼アナウンサーの言葉や会場のざわめきに耳を澄ますラジオは想像力を養うのに格好の“道具”でもある。佐藤敦之選手がゴールしたのはそれからずっと後だ。地鳴りのような会場の大声援が聞こえる。「加油(ジャーヨー)」(がんばれ)。76位。最下位の佐藤選手への惜しみない応援がラジオを通して胸に響く▼思い出すのは、ロス五輪(1984年)女子マラソンのアンデルセン選手(スイス)の完走だ。熱中症で意識朦朧(もうろう)になったのだろう。競技場に入ってからふらつきながらも、なお走り抜く姿勢を示し、倒れるようにゴールした。会場を包んだ悲鳴は、称賛の大歓声に変わったことを覚えている▼「力を出せず残念だが、走り切れたのでよかった」(佐藤選手)。不本意な成績に内心忸怩(じくじ)たるものはあろう。途中棄権の選手が多い中での完走は、この日まで過酷な練習に耐えてきた選手の意地ではなかったか▼佐藤選手は早くも「次に向かって」と意欲を見せた。陸上3冠のボルト選手(ジャマイカ)は四川大地震で片足を失った子供たちを前に「彼らの笑顔を取り戻す手助けを」と語り、来年ジャマイカに被災した子供たちを招待するという▼北京の“宴”は終わった。喜び、悔しさがあり、出場を断念した無念もあった。さまざまな思いを胸にどう生きていくのか。宴の後の選手たちを見つめたい。

大自在 静岡新聞 2008年8月25日

八葉蓮華、Hachiyorenge
by hachiyorenge | 2008-08-25 23:01 | 大自在